セックスレスが原因で不倫?離婚や慰謝料との関係、浮気した夫との関係修復のコツを解説

セックスレスに悩む夫婦は多く、その割合は年々増加しているといわれています。なかには、セックスレスが原因で夫が不倫をしてしまい、最終的に関係が破綻してしまった夫婦もいるほどです。今回は、セックスレスになる原因や不倫を防ぐ方法、浮気した夫との関係修復のコツを紹介します。

こんな人におすすめ
  • セックスレスに悩んでいるカップルや夫婦の方
  • 不倫を心配している方や不倫の原因を知りたい方
  • 浮気をされてしまったけれど、関係修復を試みたいと考えている方

不倫の原因に?「セックスレス」の定義とリスク

多くの夫婦が悩むセックスレス、実は不倫の原因になるといわれています。また、セックスレスが引き起こす夫婦関係の弊害は、不倫だけではありません。性的欲求を満たせないことで精神的に不安定になったり、不倫相手から慰謝料を請求されたりなど、さまざまなリスクがあるのです。ここでは、セックスレスの定義や不倫との関係性を確認していきましょう。

セックスレスは1カ月以上性交がない状態

そもそもセックスレスとは、どのような状態を指すのかわからない人もいますよね。セックスレスは、健康的な男女が1カ月以上性交をもっていない状態のことです。基本的に日本人はスキンシップが控えめな民族ではあるものの、世界的に見ても夫婦間のセックス頻度がかなり少ないといわれています。

たとえ関係が良好なカップルでも結婚して長い時間を一緒に過ごすと、夜の営みがなくなってセックスレスに陥る可能性があるのです。ただし、夫婦がセックスレスに陥る前にはさまざまな前兆があらわれます。セックスレスを防ぐには、夜の営みがなくなる前兆を見逃さずに対処することが大切なのです。

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セックスレスは不倫の原因となる可能性がある

残念ながら、セックスレスは不倫の直接的な原因となる可能性が高いです。特に男性が現状のセックス頻度に不満をもっていることが多く、もっと妻とセックスをしたいと考えています。しかしセックスレスになると夜の営みがなくなってしまうため、男性は性的欲求を解消するために不倫に走ってしまうのです。

女性にも夫と定期的にセックスしたいと考える人はいますが、男性に比べるとその割合は多くありません。夫が現状に不満があることに気づけていない女性もおり、そういった夫婦は関係に亀裂が生じてしまいます。夫の不倫を回避したいのならば、セックスができる夫婦関係を再構築する努力が必要かもしれません。

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精神状態や経済状態に影響を及ぼすケースも

セックスレスが引き起こす夫婦関係の弊害は、不倫だけではありません。妻の精神面や家庭の経済状態に影響が及ぶケースもあるのです。男性に比べると割合は低いですが、女性のなかには夫ともっとセックスをしたいと考える人もいます。

もちろん性欲は我慢できますが、満たされないためにストレスが溜まるのです。ストレスが溜まるとホルモンバランスが崩れ、生理不順になったり肌荒れを起こしたり、不眠症になったりなど、精神面に悪影響を及ぼしてしまいます。

また、セックスレスによる悪影響は精神面だけではなく、家庭の経済状態にも及びます。性的欲求が満たされないイラだちを、アルコールやギャンブルで解消しようとする人もいるのです。状態が悪化すると依存症になってしまい、夫婦関係のみならず家庭崩壊という深刻な状態に陥る可能性もあります。

セックスレスになる主な原因3つ

夫婦がセックスレスの状態になった場合、そこには必ず原因があります。その原因を明確にすることで、現状を変える解決策が見つかることも多いです。セックスレスによる不倫を防ぎたいのならば、まずはセックスレスの原因を突き止めましょう。

セックスレスになる原因には、次のようなものが挙げられます。

  • 共働きなどで生まれるすれ違い
  • 出産・妊娠による関係性の変化
  • パートナーへの愛情の変化

それぞれの原因を詳しく見ていきましょう。

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1. 共働きなどで生まれるすれ違い

結婚や出産をしても、専業主婦にはならずに社会で働くことを選択する女性が増えています。共働きになると世帯収入が増えるので、経済的な余裕が生まれて安定した生活を送れるのがメリットですよね。貯金に回せるお金も増えるため、子どもの大学進学や老後など将来のライフイベントにも備えられます。

ただ一方で、共働きになると家事や育児に追われ、夫婦ふたりだけで過ごす時間が減ってしまうでしょう。仕事が多忙な時期であれば、帰宅後に疲れてすぐに寝てしまうこともあるはずです。家事や育児を分担すると生活にすれ違いが起こることも多いため、ゆっくりとした夫婦の時間をもてなくなります。

子どもがいない夫婦であっても、日々溜まる仕事のストレスを解消するために、同僚や友人と飲みに行く機会が増えるはずです。お酒には男性ホルモンを低下させる作用があるため、男性の場合は飲みすぎると性欲が減退するといわれています。そうなると、さらにセックスする機会がなくなるのです。

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2. 出産・妊娠による関係性の変化

夫婦がセックスレスになる原因として、妻が夜の営みを拒むことから始まるケースも多いようです。結婚生活のなかでもっともセックスレスに陥りやすいのが、産後だといわれています。これは妊娠や出産における女性ホルモンの変化で、赤ちゃんを出産したあとに性欲が湧かない女性が多いためです。

出産したあとは赤ちゃんの世話に追われ、育児ストレスを抱える女性も少なくありません。次の日に備えて体を休めたいと思い、夫からのセックスを拒否してしまうのです。男性には繊細な人が多いので、一度妻から拒否されると自分から夜の営みを誘いにくいと感じることがあるようですね。

また、妻が一生懸命に子育てをする姿を見て、女性を通り越して母性を感じてしまうと、性の対象として見れなくなる男性が意外と多いのです。逆に、妻も育児に非協力的な夫の姿に頼りなさを感じ、男としての魅力を感じられなくなることもあります。妊娠や出産を機にセックスレスに陥る夫婦は多いので、いかに乗り切るかが重要になるでしょう。

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3. パートナーへの愛情の変化

結婚してから時間が経つと、相手に対して性的な魅力を感じなくなる夫婦もいます。家族としての愛情はあっても、性的な対象として見られないと悩む人も意外にいるようです。この状態を放置すると、そのままセックスレスに突入してしまいます。お互いに誘うこともしなくなり、性的欲求をほかの女性に向けてしまう男性は少なくありません。

また共働き夫婦の場合、女性は家事や育児に追われて常に不機嫌な状態になることも多いです。性欲はあるものの、いつも不機嫌な妻を抱きたくないという男性もいるようです。そんなタイミングで自分好みの女性に出会うと、その人に癒しを求めて不倫に走ってしまう男性もいます。

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セックスレスによる不倫を防ぐための3つの方法

これからも円満な夫婦関係を続けたいなら、セックスレスにならないように生活することが大切です。すでにセックスレス状態であれば、お互いの愛情を高める努力が必要かもしれません。

セックスレスによる不倫を防ぐ方法は、次のとおりです。

  • 日々のスキンシップを心がける
  • コミュニケーションを大切にする
  • セックスレスについて夫婦できちんと話し合ってみる

少し意識するだけで、ふたりの関係が大きく変わることが多いです。セックスレスを解消して愛情を取り戻したいのならば、積極的に取り入れてみましょう。

1. 日々のスキンシップを心がける

ハグをしたり、ほっぺにキスをしたりなど、海外に比べると日本人はスキンシップをとる機会が少ないです。夜の営みが少なくなると相手に触れる機会が減るため、愛情が薄れてしまいがちになります。男女としての愛情を取り戻したいのならば、日常的なスキンシップを増やしましょう。

スキンシップで相手に触れることで、脳から幸せホルモンと呼ばれるオキシトシンが分泌されるといわれています。本来はママの母乳を出すための物質ですが、心の安定や幸福感を感じる手助けをしてくれるので、夫婦関係の改善に役立つのです。セックスレスで相手に触れない時間が長いのならば、まずは日々のスキンシップで幸せホルモンの分泌を促しましょう。

ただ、すでにセックスレス状態の夫婦がいきなりスキンシップをはかるのは恥ずかしいですよね。そんなときにはマッサージをしてあげたり、夫婦で腕を組んだり、手をつないだりすることから始めてみてはいかがでしょうか。日々のスキンシップで肌と肌の触れ合いが増えると、夫や妻からの愛情を感じられてセックスレス解消のきっかけになるかもしれません。

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2.コミュニケーションを大切にする

夫婦がセックスレスになるのには、コミュニケーション不足が根本的な原因であることが多いです。たとえば仕事や育児に追われると心に余裕がなくなり、相手にやさしい言葉をかけられなくなります。また、心に余裕がないとパートナーからの誘いにも前向きになれず、冷たい言葉で拒否してしまうこともありますよね。

相手を傷つけるつもりはなくても、冷たい対応をされると徐々に心の距離は離れていくものです。一度心の距離ができてしまうとお互いにコミュニケーションをとらなくなり、そのままセックスレスになる夫婦も少なくありません。セックスレスを回避したいのならば、日々丁寧なコミュニケーションを心がけることが大切です。

すでにセックスレス状態にあるのならば、まずは「おはよう!」や「おやすみ!」など、日常的なあいさつを徹底するのもいいかもしれませんね。仕事や育児で疲れていそうならば、「大丈夫?」や「手伝おうか?」など、相手を気遣う言葉をかけましょう。人は気にかけてくれる存在に心を開く傾向にあるので、夫婦間での会話を増やすきっかけにもなるはずです。

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3. セックスレスについて夫婦できちんと話し合ってみる

夫婦の会話が増え始めたら、一度セックスレスについて話し合うのはいかがでしょうか。セックスに関する悩みはとても繊細な問題で、セックスが減ったことに不満を感じていたとしても、一度も話し合わない夫婦は少なくありません。夫婦どちらかが我慢し続ける状態が続くと、いずれほかの異性に性欲の解消を求めて不倫に走る可能性があります。

不倫を防ぐためにも、なぜセックスレスになってしまったのかをじっくり話し合うことが大切です。夫婦によっては、どちらか一方がセックスレス状態にあることを深刻に捉えていない場合もあります。このままでは夫婦間で気持ちにすれ違いが起きてしまうので、不倫を防止するためにも性生活について話し合うことが大切かもしれません。

お互いに心を開いて本音を伝え合えば、セックスレス解消につながるだけではなく、夫婦の絆も深まります。ただし、話し合いで相手を責めるような伝え方をしてはいけません。人によっては余計に心を閉ざしてしまい、セックスレス問題を解決できないこともあります。性生活に前向きになれない理由が必ずあるため、しっかりと相手の話を聞いてあげましょう。

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セックスレスで不倫?離婚の際に知っておくべきポイント

夫や妻の不倫が発覚したとき、夫婦関係を継続するか、それとも離婚するか、人生を左右する決断を迫られます。表面的には許せても不倫をした事実は消えることはありません。その結果、離婚を決断する方もいるでしょう。そこで離婚を有利に進めたいのならば、事前に知っておくべきポイントがあります。

主なポイントは、次のとおりです。

  • 不倫が疑われる場合は探偵などに調査を依頼する
  • 不倫の証拠はしっかりと保存、保管しておく
  • セックスレスの不倫は慰謝料請求できる
  • 浮気相手にも慰謝料請求できる場合がある
  • 親権や財産分与など弁護士への相談を検討する

それぞれのポイントを確認していきましょう。

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不倫が疑われる場合は探偵などに調査を依頼する

不倫の兆候は見られるものの、実際に不貞行為をおこなったのかどうかを判断しづらい場合には、探偵に依頼して客観的な証拠を集めましょう。探偵に依頼すれば、不倫相手とホテルに入る写真など、決定的な証拠を集められるので離婚を有利に進められます。

自分で証拠を集める必要がないので、相手に気づかれる心配もありません。ただし、探偵に依頼する場合は50万円以上の費用がかかります。決して安くはない金額ですが、離婚を有利に進めたいのならば確実な証拠が必要です。決定的な証拠を自分で集められない場合には、探偵への依頼を検討しましょう。

不倫の証拠はしっかりと保存、保管しておく

不倫された側は、不倫相手またはパートナーに対して慰謝料を請求できます。ただし不倫の慰謝料を請求するには、不倫相手と不貞行為をおこなったという証拠を提出しなければいけません。単に「パートナーの行動がおかしい……」という疑惑だけでは、相手に不倫の慰謝料を請求するのは難しいのです。

まずは、肉体関係があったことを証明できるLINEの履歴や、ラブホテルの領収書などを集めましょう。不倫が疑われる場合、その場で感情的に相手を問い詰めてしまいがちです。その場の気持ちはすっきりするかもしれませんが、証拠を隠滅されてしまうおそれがあります。ここは冷静になって証拠集めに集中しましょう。

セックスレスの不倫は慰謝料請求できる

不倫の原因がセックスレスであっても、不倫相手と性行為をおこなえば慰謝料を請求できます。慰謝料の請求は離婚が前提であると考えられがちですが、必ずしもそうではありません。

離婚するかどうかは別として、不倫したパートナーを許せない場合は、精神的な苦痛に対して慰謝料を請求できます。不倫によって夫婦が離婚にいたった場合には、より高額な慰謝料を請求することが可能です。

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浮気相手にも慰謝料請求できる場合がある

不倫が発覚した場合、慰謝料を請求できるのはパートナーに対してだけではありません。不倫相手にも、精神的な苦痛を受けたとして慰謝料を請求できます。ただし、不倫相手が既婚者であることを知ったうえで、性行為をおこなったことが前提です。

パートナーが独身と偽って不倫相手に近づいた場合、その相手に落ち度はないと判断されるため慰謝料は請求できません。

不貞行為の慰謝料は、パートナーと不倫相手の双方に請求できるのです。

親権や財産分与など弁護士への相談を検討する

離婚するにあたっては、親権や財産分与などを決めなければいけません。親権は子どもへの監護実績によって判断されるので、不倫の当事者が親権者になる場合があります。

財産分与には、セックスの拒否や不倫の事実が影響することはありません。基本的に資産の半分を請求できるので、離婚の話し合いで揉める可能性があります。離婚に向けた話し合いが思うように進まない場合には、弁護士への相談を検討するのがいいかもしれませんね。

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セックスレスによる不倫から夫婦関係を修復するコツ

パートナーへの愛情が残っていたり、子どもがいたりする場合は、離婚せずに夫婦関係を修復したいと考える人もいるかもしれませんね。不倫という裏切り行為が許せず、感情的に離婚を選択してしまいがちですが、あとで後悔しないためにも自分や家族にとってよい選択を選ぶことが大切です。ここでは、不倫が発覚した以降に夫婦関係を修復するコツを確認していきましょう。

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相手のことを許せるかしっかりと考える

不倫発覚後に夫婦関係を修復するにあたって重要なのが、相手を許せるかどうかです。特にセックスレスによる不倫の場合は、相手を許せなかったり、受け入れられなかったりすると、関係を修復するのが難しいのです。

表面的に許せたとしてもセックスレスの状態が続けば、パートナーは同じ理由で不倫を繰り返すかもしれません。相手のことをすぐには許せないかもしれませんが、不倫をしたパートナーの気持ちに寄り添えるかどうかをしっかり考えてみましょう。

不倫の証拠は残しておく

不倫したパートナーと離婚しなかったとしても、掴んだ証拠は残しておきましょう。たとえば、今後パートナーから離婚を切り出された場合、不倫の証拠を提出すれば、そのパートナーは離婚の原因をつくって婚姻関係を破綻させた有責配偶者とみなされます。自分の立場が有利になるので、離婚したくないという主張が認められやすくなるのです。

ただし、不倫の証拠は肉体関係があったことを証明できるものでなければいけません。単に不倫相手と思われる女性とメールや電話をしていたり、一緒に食事に行っていたりしただけでは証拠にならないのです。ラブホテルに出入りする写真や、性行為があったことを自白する音声などの証拠を集めましょう。

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