カップルのセックスレスは何ヶ月から？原因と解決方法

セックスは愛を確かめ合う大切な行為です。そのためセックスレスになると「彼氏は私のことが好きじゃないのかも…」と不安になるでしょう。恋人とのセックスレスに悩む人は少なくありません。

性に対する考え方は個人差があります。長く付き合って慣れたり、仕事等で多忙なことによりセックスレスになることもあります。他にもカップルがセックスレスになる原因はいくつかあり、またその原因に沿って対応をしていくことが大切です。

この記事では何ヶ月体の関係がないとセックスレスになるかと、セックスレスの原因と解決策を紹介しています。セックスレスになりたくない方や既にセックスレスで悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

日本性科学会によるとセックスレスの定義は「特殊な事情が認められないにもかかわらず、カップルの合意した性交、あるいはセクシュアル・コンタクトが1か月以上なく、その後も長期に渡ることが予想される場合、セックスレス・カップルのカテゴリーに入る」とされています。

つまりセックスレスとは長期間にわたり性交渉がない状態のことです。ですが性に対する考え方はそれぞれです。「正直もっとしたいんだけど…彼氏はどう思ってるんだろう…」とあなたはセックスレスに不満を感じていても、彼氏側は今の状態で満足をしている場合もあります。

セックスレスの問題を解消するにあたって大切なのは、自分と相手のセックスに対する考え方やセックスレスになる原因を把握し、対処をしていくことです。あなたの気持ちを一方的に押し付けるようなやり方をしてしまうと、ますますセックスレスになることがあります。

相模ゴム工業が2013年に調査した“ニッポンのセックス”によると【 結婚している、交際相手がいる、セックスする人がいる相手に対して「その相手とは1ヶ月にどの程度セックスをしていますか？」】という質問に対して、全体の平均回数は2.1回で、属性別で見ると交際相手とのセックスの回数は平均が4.1回でした。

この結果から考えても1ヶ月に1回以下の頻度がセックスレスだと思ってもいいでしょう。1ヶ月に2回はしている場合、そこまで深刻なセックスレスではないかもしれません。

参考: ニッポンのセックス (相模ゴム工業)

しかし必ずしも1ヶ月に1回以下が絶対的にセックスレスだと言うわけではありません。元々かなりの頻度でセックスをしていた関係なら、2週間に1回以下はセックスレス気味だと捉えてもいいでしょう。元々1ヶ月に1回程度の頻度だったのなら単純にセックスレスとは言えないかもしれません。

そのため、いつからセックスレスだと思うかはカップルによって違うと言えます。こういった性の話をすることは恥ずかしいことではありません。セックスだって大事なコミュニケーションの1つなので、カップルで話し合って自分たちがセックスレスなのか判断をするのがいいでしょう。

またセックスレスだとしても慌てる必要はありません。時間が合わなかったり、身体的問題があったり、遠距離恋愛でなかなか会えないことでセックスレスになることもあります。仕方がない理由なのに無理に解消をしようとするのは、かえって喧嘩の原因になります。

セックスレスになる原因は主に肉体面と精神面の両方にいくつか原因があることが多いです。具体的には以下の通りです。

太ったり、見た目に気を使わなくなると相手は性的魅力を感じなくなってしまうことがあります。確かに好きな人でも見た目によってドキドキ度や興奮度は変わりますよね。

付き合いが慣れるとついスッピンにボサボサヘアにスウェットで会いがちですが、常に見た目には気を使うようにしましょう。セックスレスなら少しセクシーな服で会うのもいいでしょう。

付き合いが長く常に側にいるカップルは、いつからか相手のことを当たり前の存在だと思います。当たり前の存在になると、ドキドキする気持ちが薄れて「セックスしたい」と思わなくなるときがあります。相手に冷めたのではなく恋人というより家族のように思ってしまい性的魅力を感じないのです。

セックスレス になりたくないなら、付き合いが長くなっても当たり前の存在だと思われないように適度な刺激を取り込むといいかもしれません。あえて少し距離を取るのも悪くないでしょう。

付き合いが長くなるについれてセックスがマンネリして、セックスレスになることがあります。

「いつから彼氏とのセックスが楽しくなくなったんだろう…」と思ったときは、セックスがマンネリしていてセックスレスになる兆候です。いつもワンパターンであったり、どちらかだけが気持ちのいいセックスなら、特にマンネリをしやすいです。

疲れていたり気分じゃないからと、セックスの誘いを断ることもあるでしょう。しかし断ることが多いと、相手も恥ずかしく傷つき嫌な気持ちになるものです。結果としてだんだんと誘わなくなりセックスレスになってしまいます。特に理由も言わずにただ断っていた場合は、よくありません。

健康面に問題がなく、また恋人を愛していても加齢や疲労が溜まって勃起しにくいことがあります。また病気でセックスをしたくてもできないことだってあります。実際に2023年の浜松町第一クリニックの調査によると30代から50代にEDで悩みやすいそうです。

年度別及び年齢別｜ED患者分析データ｜2023年

上記のようにあなたや相手が不清潔だと、セックスレスになりやすいです。知らないうちに口臭やあそこの体臭がひどくそれが原因になっている場合もあります。

仕事や学校などで忙しいとそればかりに集中しないといけなくなるのでセックスどころではありません。そして気持ちに余裕がなくなり、セックスレスになるのです。この場合は普段のコミュニケーションもおろそかになりやすいです。

仕事等で生活習慣が異なりお互いに寝る時間が合わない場合は、一緒にベッドに入ることがなくなるので雰囲気もできにくくセックスレスになりやすいです。相手に合わせて一緒にベットで寝たり、ベッドでなくても雰囲気を作ることが大切です。

価値観の違いや他に好きな人ができて気持ちが冷めた場合は、セックスレスになりやすいです。しかしこの場合はセックスレスなだけでなく普段の言動もかなり冷たくなります。

完全に冷めてセックスレスになる場合は別れを検討していたり、浮気をしている場合があります。しかし喧嘩をしたり何か嫌なことがあって機嫌が悪く一時的にだけ冷めている場合もあります。

セックスレスを解消するには以下のように多方面でアプローチをしていきましょう。

「私たちカップルはいつからセックスをしてないだろう…」と思ったときは、セックスをする日を決めるといいかもしれません。「毎週土曜日はセックスをする日」と決めていれば、「今日はエッチをする日だよ」とセックスの誘いをしやすくなる上に、セックスレスにならないでしょう。

ただし義務感が大きくなるとかえって逆効果になるので、一方的に決めたり、無理にやろうとするのは辞めましょう。

セックスにマンネリしてセックスレスになったカップルは、いつものセックスに一工夫をしましょう。大人のおもちゃを使ったり、体位を変えるだけで「彼氏とのセックスが楽しい！」と思えるようになって、セックスレスが解消できるかもしれません。

セックスだけでなく愛情表現も減っていませんか？好きという気持ちは常に伝え合うといいでしょう。「好き」「大好き」「愛してる」と伝えるだけで、相手は気分が良くなりますし付き合ったばかりの気持ちを思い出して「俺も好きだからエッチしたい！」と思ってもらえるかもしれません。

見た目が魅力的になればそれは性的魅力にも繋がります。太った人はダイエットをし、服装やメイクも見直しましょう。最近毎日だらしない格好で恋人に会っていたのなら、自分磨きをすることでギャップ効果でかなり魅力的に見えます。

もし相手が「今のままで十分だよ」「食べている君が好きだよ」なんて優しいことを言ってくれたとしても、セックスレスならその言葉に完全に甘えることはなく自分磨きは忘れないようにしましょう。

不健康であったり無理な生活をしていれば心に余裕がなくなるし、体力もなくなるし、コミュニケーション不足でセックスレスになりやすいです。

恋人同士健康的な生活習慣ができるように改善をしましょう。どうしても仕事が忙しいなら食事を工夫するだけでも変わってきます。ストレスを抱えたときもリフレッシュできる習慣を作りましょう。

セックスをしたいと思ってもできないときは、サプリメントを活用するのがおすすめです。栄養素をマルチに接種することが大切ですが、特におすすめな成分は以下の通りです。

女性におすすめの成分

男性におすすめの成分

セックスの雰囲気作りを相手任せにしていないでしょうか？特に女性は自分から誘うのが恥ずかしいと思うかもしれません。でもセックスをしたいときは思うがままに誘ってもいいでしょう。いつも誘わない人が誘うと相手も嬉しいしドキドキして性的に興奮をするかもしれません。

セックスレスだけでなくスキンシップも減っていないでしょうか？スキンシップが多ければお互いにリラックスできて自然とセックスの雰囲気ができやすいです。常に恋人には触れているようにしましょう。

そもそも2人の時間がなければセックスレスになりやすいです。多忙な2人かもしれませんが、一緒に過ごす時間を確保できるようにしましょう。どうしても休みの日が合わないのなら、仕事終わりの数時間だけ会うのでも構いません。

先ほどセックスレスの対策についていくつか紹介をしましたが、最も大切なのはカップル同士で話し合うことです。なぜならセックスレスの原因はカップルの片方だけでなく両側にあるケースが多いからです。片方だけ対策をしてもそれは根本的な解消に繋がらず、再度セックスレスになる可能性があります。

それに話し合うことで知らなかった相手の考えに気づき案外簡単に解決ができたり、気持ちを伝えるだけである程度スッキリできます。

しかし性の話ですしデリケートな内容なので言いづらいのも事実でしょう。性についての話し合いをするときは以下の流れを意識するとスムーズです。

恥ずかしいし気まずいからと間接的に言ってもうまく伝わらないときがあるので、具体的にストレートに言うことが大切です。また言いにくい話題であるからこそお互いに誤解をしている場合もあるので、相手の意見もしっかり聞くことが大切です。

セックスレス中にやりがちなNG行為をまとめました。もし恋人にNG行為をしてしまったときは、できるだけすぐに謝りましょう。

セックスレスでつい感情的になるのも無理はありません。しかし相手のせいにするのはよくありません。

「どうしてやらないの？」「なんで勃たないの？」「私のこと好きじゃないの？」なんて相手を責めれば喧嘩になりやすく雰囲気が悪くなり、余計にセックスレスになりやすくなります。相手に負担は与えないようにしましょう。

事実や根拠を伝えたいからといってデリケートな話を他人と比較するのはよくありません。言われた側は自分の性に対して否定された気持ちになり自信がなくなり、セックスレスがより加速しやすくなります。

お互いに当たり前の存在で"慣れ"によりセックスレスになるケースは多いです。しかしだからといって、他の異性を匂わせるのは危険です。セックスレスの解消どころか、信用をなくして喧嘩に発展をする場合があります。

恋人とセックスレスなことにより、恋愛感情なしで性欲を満たすために浮気をする人もいます。しかしそれは根本的な解決になっていないうえに、恋人との問題を解消する努力がなくなるので、ますますセックスレスが加速しやすいです。

結果として辛くなりますし、浮気がバレるリスクも高くなります。

セックスレスで悩む人は少なくありません。しかしセックスレスが必ずしも悪いことではありません。セックスをしなくたって、お互いに愛の言葉を言い合ってスキンシップがあり、楽しい時間を過ごして満足しているのなら問題ありません。

セックスレスになったときは、セックスの改善だけにとらわれるのではなく、セックスも含めて2人がより満たされて幸せになる方法を模索する意識をしましょう。