両親が死別再婚を猛反対する...認めてくれない理由とは
自分の娘には、幸せな結婚をしてほしいと思うのが親の心理です。
そのため、再婚男性との結婚を認めてもらえないケースは多く、前妻と死別再婚の場合はより反対される傾向があります。
今回は、「両親が死別再婚を認めてくれない理由」や「死別再婚を猛反対されたときの対処法」について紹介します。
両親が死別再婚を反対する理由5つ
バツイチ男性との結婚を反対する両親は多いですが、前妻と死別をした男性との結婚は、さらに反対される傾向があると言われています。
愛する人との結婚が一番の幸せのはずなのに、どうして死別再婚を反対するのでしょうか。
まずは、両親が死別再婚を反対する5つの理由を見てみましょう。
反対する理由➀:初婚同士で結婚してほしいから
両親が死別再婚を反対する理由は、純粋に初婚同士で結婚をしてほしいからです。
離婚や再婚が当たり前の時代になりつつありますが、まだまだ親世代の方は、離婚や再婚に寛容的ではなく、むしろ否定的な意見を強く持っています。
そのため、「結婚=初婚同士」の考えがあり、死別再婚に猛反対をするようです。
反対する理由➁:再婚相手が前妻を忘れていないから
浮気や性格の不一致など前妻と揉めて離婚をした場合は、再婚相手が前妻に対する未練を残していないと考えられますが、前妻と死別の場合はそうではありません。
死別だからこそ前妻を忘れることができませんし、命日や前妻の誕生日など、ふとした瞬間に前妻を思いだす可能性が十分に考えられます。
死別した前妻に対する未練を残したまま再婚されたら、「自分の娘が辛く悲しい思いをする」と考えて、死別再婚に猛反対するようです。
反対する理由③:娘が前妻と比べられるから
前妻の死を乗り越えて再婚を考えたのでしょうが、一生忘れることはできませんし、あなたを愛しながらも心のどこかで前妻への愛情を持ち続けていると思われます。
前妻を忘れることもなく愛情を持ち続けたままの男性は、無意識にあなたと死別した前妻を比べて、あなたが辛く悲しい思いをしてしまうでしょう。
「初婚の娘に辛く悲しい思いをさせたくない」と思うからこそ、死別再婚を反対するようです。
反対する理由④:世間体が気になるから
世間体を気にして、娘の死別再婚を反対する場合があります。
「おめでたいはずの結婚なのに相手が死別再婚なんて口が裂けても言えない」と思う親世代の方は多く、周りの人から何を思われるかを気にして反対してしまうようです。
また昔気質な両親であれば、結婚というおめでたい席に死別という縁起が悪いことを紐づけたくないと考えて反対する場合もあるようです。
反対する理由⑤:遺産相続の問題を心配しているから
遺産相続の問題を心配して、娘の死別再婚を反対する両親がいます。
あなたと再婚をしようと、再婚相手は前妻の遺産を相続する権利を持っています。
相続権があることで、前妻の実家と揉め事が起こる可能性がゼロではなく、あなたが相続問題に巻き込まれて嫌な思いをしたり、再婚をしてもなお前妻の影につきまとわれて、あなたが辛い思いをすることが許せなくて死別再婚に反対するようです。
死別再婚を反対する両親の心理
死別再婚を反対する両親に対して、怒りや恨みを感じている人は多いでしょう。
しかし、あなたに嫌がらせをするためではなく、可愛い娘を思って反対をしているのです。
今度は、死別再婚を反対する両親の心理を見てみましょう。
両親の心理➀::ただ娘が幸せになってほしいだけ
「娘が嫌い・娘を苦しめたい」と、こんな理由で死別再婚を反対しているわけではありません。
「ただ純粋に娘が幸せになってほしい」と思う気持ちがあるだけで、本気で娘を幸せにしてくれる人であれば、結婚を反対するつもりはなく、むしろ喜んでくれます。
しかし、死別再婚の場合は、前妻と比べられたり前妻との遺産相続の問題に巻き込まれたりと、自分の娘が辛い思いをする可能性があるからこそ簡単に納得できません。
結婚をする前に、たっぷり時間を取って両親と結婚相手の関係を築くことからはじめるべきです。
両親の心理➁:前妻に未練がある以上は結婚を許さない
とにかく自分の娘が結婚をして幸せになってほしいだけなのですが、相手が死別再婚の場合は、精神的な面で娘が辛く悲しい思いをしてしまうのではないかと考えています。
死別した前妻を忘れることなんて誰もできませんし、愛しているなかで死別をしたわけなので、前妻への愛情を消すことはできないと考えて当然です。
前妻を愛しながらも娘を愛していることに納得ができず、死別再婚を反対してしまうようです。
前妻への未練を断ち切っている証拠を見せない限り、死別再婚を認めてくれないでしょう。
死別再婚を猛反対されたときの対処法
両親に死別再婚を反対されて、「どうしたらいいんだろう…もう許してくれそうにない…」と悩んでいる人は多いでしょう。
人生は一度しかありませんので、後悔しない決断をするべきです。
ここでは、両親に死別再婚を猛反対されたときの対処法を見てみましょう。
対処法➀:両親の反対する原因を解消する
両親に死別再婚を猛反対されたときは、なぜ両親が反対するのか、何に反対をしているのかを理解したうえで問題を解決しましょう。
たとえば、結婚相手の前妻に対する未練を気にして反対される場合は、結婚相手から直接両親に気持ちを伝えてもらうことで、少しずつ両親の考えを変えられるでしょう。
このように、両親が死別再婚を反対する原因を解決することを考えましょう。
対処法➁:反対を押し切って結婚する
結婚相手と二人で両親に説得を試みたり、兄妹や親戚から説得をしてもらっても猛反対をするのであれば、最終手段として反対を押し切って結婚をすることは可能です。
結婚後に両親との関係は薄れてしまいますが、結婚は二人の同意さえあればできますし、結婚後に幸せでいることが和解のきっかけになる場合があります。
「両親と結婚相手のどっちを選ぶべきなんだ…」と比較して考えるのではなく、あなたが自分の人生をどうしたいかを考えると、後悔しない選択ができるでしょう。
失敗しやすい?死別再婚に潜むリスク
結婚相手にどんな過去があろうと、愛する人と結婚したいと思うものです。
しかし、両親が反対するように、死別再婚は失敗しやすいと言われています。
今度は、死別再婚に潜むリスクを見てみましょう。
リスク➀:どうしても前妻の影がちらつく
前妻と死別した男性との交際期間を経て結婚を決意したのでしょうが、愛する妻と死別をした男性は、未練はないと言うものの一生前妻を忘れることはありません。
愛情が薄れるわけでもなく、前妻の命日や誕生日が近づくたびに前妻の影がちらついて、あなたが辛く悲しい思いをしてしまいます。
実際に、「前妻と死別した男性と結婚をしたけれど結局は前妻に勝てなかった」と離婚をしている人がたくさんいます。
一生前妻の影につきまとわれても構わないと、覚悟をできるかを考えましょう。
リスク➁:子供をつくれない可能性がある
結婚をしたら、「愛する人との子供を生みたい」と考えるでしょうが、前妻との間に子供がいたら自分の子供をつくれない可能性があります。
妊娠や出産・育児は、女性にとって重要な問題ですので、必ず結婚をする前に子供についての話し合いをしておきましょう。
もし、相手があなたとの子供を望んでいないのであれば、死別再婚は諦めるべきかもしれません。
死別再婚の前に検討すべきこと
初婚同士の結婚と違って、死別再婚はたくさんのことを考えておかなければいけません。
どちらかと言うと、経済面などの現実的な問題より精神的なことを話し合うべきです。
ここでは、死別再婚の前に検討すべきことを見てみましょう。
検討すべきこと➀:再婚相手の心情を確認する
死別再婚をするにあたって、結婚相手の心情を確認しておく必要があります。
結婚を決めてくれた気持ちは嬉しくても、死別した前妻への未練を残した状態なのか、死別した前妻を忘れるためなのか、どのような心情で結婚をするかで結婚がうまくいくかが変わります。
喧嘩をするのではなく、お互いの気持ちを知るために本音をぶつけあう機会を設けましょう。
検討すべきこと➁:今後の子作りについて
初婚であるあなたにとって、結婚後に二人の子供がほしいと思う気持ちがあって当然です。
しかし、前妻との連れ子がいたり、前妻の死を経験しているからこそ「子供はいらない」と考えているかもしれません。
子供に関する考え方が違うと、夫婦関係を続けることは難しいでしょう。
子供がほしいと考えている人は、死別再婚前に話し合っておきましょう。
さいごに
「両親が死別再婚を認めてくれない理由」や「死別再婚を猛反対されたときの対処法」について紹介しました。
両親に死別再婚を猛反対されるケースは多いですが、猛反対されるだけ失敗する可能性が高いと考えられます。
後悔しない決断をするために、じっくり時間をかけて考えましょう。