死別後の再婚って幸せになれるの?気持ちの整理がつかないって本当?
パートナーと死別した後に、幸せな再婚を果たすことはできるのでしょうか?
なかなか気持ちの整理がつかず、前に進むには時間が掛かるようです。
今回は、死別後の再婚と気持ちの整理の仕方をご紹介します。
死別後の再婚はうまくいく?一生独身でいたほうがいいの?
死別後の再婚は意外に難しい
性格の不一致や喧嘩が原因で離婚した場合は、心の整理がある程度付きやすいのですが、お互いが愛し合っている状態で先立たれてしまう死別は心に大きなダメージを受けてしまいます。
周りから再婚を勧められてもそうした気持ちが湧かなかったり、子供がいる場合には子供の心情を考えて二の足を踏む人がいるでしょう。
その一方で、死別後に幸せな再婚を望んでいる人は約7割いるといわれています。
死別後に再婚をした人の割合
実際にパートナーとの死別を経験し、再婚した人の割合はわずか10%弱といわれています。
逆を言えば、死別後に再婚せず過ごしている人は90%以上ということです。
このなかには、籍を入れず事実婚を選択している人が含まれるでしょうが、それでも死別後の再婚率は低いことが分かります。
幸せになりたいと思いつつも、子供のことや周りの目を気にして再婚にふみきれない人はたくさんいるといえるでしょう。
再婚して後悔しなかった?死別後に結婚した女性の体験談
20代・女性
5年お付き合いし結婚して、2年目で夫と死別しました。
あまりにも突然のことで、一体何が起こったのか分かりませんでした。
そんな私を支えてくれていたのが、今の夫です。
立ち直るのに5年ほどかかり、お付き合いを始めるのにそれから2年ほどかかり、そして前夫の死から約10年後に再婚しました。
今笑って幸せな毎日を過ごせているのは、前夫の見守りと現夫の優しさのおかげだと思っています。
30代・女性
子供が1歳半のころ、夫が交通事故で亡くなりました。
私は何も考えられず、呆然としてしまったことを覚えています。
とにかく自分がしっかりしなくてはと思い、シングルマザーとして一生を過ごす覚悟をしました。
でも、ある日子供から「パパが欲しい」と言われ、子供の気持ちを汲んでいなかったことに申し訳なさを感じました。
ちょうどその頃私の状況を理解してくれる男性が現れ、子供を含めて慎重にお付き合いを始めました。
2年後にプロポーズをされ、その後子供に恵まれて家族4人で過ごしています。
前夫との子を自分の子供として平等に扱い叱り、褒め、愛情を持って接してくれる現夫に感謝しつつ、幸せを実感しています。
死別後に再婚して後悔する女性もいる!再婚が辛い理由とは
浮気をしているような罪悪感
ほかの人とお付き合いをしているときに、死別した夫への申し訳なさや浮気をしているような罪悪感を抱く人は少なくありません。
幸せになろう気持ちに区切りをつけたつもりだったけれど、再婚後も同じような気持ちに駆られてしまい、辛い思いをしているは多いようです。
前夫との生活に対する後悔
死別後に再婚をして現夫と幸せな生活をしているのに、前夫のことをふと考えてしまい「あの人にもこういうことをしてあげればよかった」「感謝の気持ちを伝えておけばよかった」と考えて辛くなるようです。
「もっとこうしていればよかった」と思うことが日常生活に溢れていて、再婚したことを後悔してしまいます。
死別が忘れられず、気持ちの整理をつけられない女性の多い
涙に明け暮れる日々
ずっと一緒にいるのが当たり前だと思っていた人が、ある日突然帰って来なくなった現実をすぐに受け入れられる人はいないでしょう。
夫との写真や思い出の品を眺めては涙があふれ出て、何も手に付かなくなってしまうのはしょうがないといえます。
病気による死別は気持ちを整える時間がある程度あるかもしれませんが、それでも実際に亡くなったあとはひどく落ち込むものです。
とても自分の幸せを考えられる状況ではないでしょう。
現実を受け入れられない
愛する人にもう会えないという現実を受け入れられず、気持ちの整理がつかない人は多いでしょう。
「気持ちを整理したい・するべきだ」という考えが起こるまでには、長い時間が必要です。
パートナーと幸せな時間を過ごしている人ほど、難しいといえます。
死別後の再婚って幸せになれるの?気持ちの整理をつける方法
気持ちを整理するためには、我慢せずに感情のまま泣いたり叫んだりして、気持ちを発散することが大切です。
死別という幸せな生活に突然起こった出来事に、すぐ対処できる人はいません。
気持ちを溜め込まず、その都度出していきましょう。
無理に笑う必要はありませんし、大丈夫なふりをしなくてもいいです。
とても深い傷なので気持ちを整理するには時間が掛かりますが、いつかは傷が癒えるので、自分のペースでゆっくりと動き出せばいいのです。
あなたの旦那様は、あなたの幸せを望んでいます。