大人流!いじめの7つの対処方法
なんとなく虫の居所が悪いときは誰にでもあるもの。皮肉や嫌味もそのときだけなら大して気にもなりませんが、そうした言動が自分にだけたびたび向けられるとしたら…。
もしかしてこれって、いじめ!?そんなときの対処方法をご紹介します。
大人のいじめは意外と多い
複数の人間が集まれば、なんだかウマが合わない人や苦手に感じる人がひとりくらいはいるものです。
感情は極力表に出さないのが大人の対応なのですが、困ったことに大人の対応ができないばかりか、気に入らない相手に攻撃を仕掛ける人がいるのです。
子どもと同様、大人にもいじめは存在します。良い知恵も悪い知恵も身につけた大人のいじめは、子どもの世界のいじめよりも陰湿で巧妙と言えるかもしれません。
大人いじめの難しいところ
子どものいじめでは、いっそ学校に行かないという手段がとれますが、大人のいじめは全てを投げ出すことができません。
職場のいじめとなると、本来は頼るべき上司が加害者であることも多いです。
不当な扱いを受けていると感じても誰に相談すればよいのかわからなかったり、生活に関わってくるため出社しないわけにもいかず、辛い思いをし続けてしまうケースが少なくありません。
大人いじめをされたときの対処方法
対処方法その① 周りの人に探りを入れてみる
挨拶を無視された、仲間はずれにされている気がするなど、いじめなのか気のせいなのか判断が微妙な段階での対処法です。
なんだか雰囲気がおかしいなと感じたら、早めに周辺の人にそれとなく探りを入れてみましょう。
自分では気づかないようなとんでもない失敗をやらかしているかもしれません。 自分に非があれば、お詫びをして関係修復をはかりたいところですが、状況が改善しなければ、以下の方法も試してみてください。
対処方法その② 挑発に乗らない
理不尽な叱責や侮辱や暴言…。腹が立ったり、悲しくなるのは当然です。しかしいじめてくる人は、あなたに揺さぶりをかけるのが目的なのですから、感情は極力相手に見せないようにしましょう。
言い返すのであれば、「ひどい言い方はやめてくださいませんか」と感情をのせ過ぎることなくシンプルに。いじめても面白みを感じない、めんどくさいヤツと思われれば、ロックオン状態から解放されるはずです。
対処方法その③ 信頼できる人に相談する
辛い時にその気持ちを打ち明けられる人がいれば、それだけでも心がグンと軽くなります。一人で抱えているとマイナスな思考がどんどん膨らみ、重く絶えきれなくなるかもしれません。
もし信頼できる人が周りにいるなら、いじめられていることを打ち明けましょう。友達でもパートナーでも恋人でもいいです。信頼できる人がいないなら、専門家の人に相談をしてもいいでしょう。
とにかく大人いじめで辛ければ辛いほど、一人で抱えるのはやめましょう。
対処方法その④ いじめの状況を記録しておく
これはいじめ?と思うような行為が続いたら、日時、加害者名、状況、目撃者の有無などをできるだけ詳しく記録しておきましょう。音声データやメールのやり取りも用意できればなお◯です。
いじめを判断する材料にもなりますし、強力な証拠にもなります。
対処方法その⑤ 衆目の中でお詫びしてみる
いじめに関与していない人たちが同席している場で、チクチクといじめられることがあれば、状況をチャンスに変えましょう!相手に自分の不出来をお詫びしてください(あなたは何も悪くないのですが…)。
オブラートに包んだ状態ではありますが、何やらトラブルらしいことがたくさんの人に伝わればOKです。相手は焦りを覚えることでしょう。
対処方法その⑥ 相談窓口を利用する
職場であまりにも悪質ないじめをされた場合や、本来は頼るべき上司こそがいじめの首謀者だった場合は、専門の窓口への相談を考えましょう。
会社内部に相談者のためのセクションが設置されていることもありますが、相談しづらい、そもそも窓口がない場合は、厚生労働省の総合労働相談コーナーや、NPO法人 労働相談センターを利用してはいかがでしょうか。
いじめの詳細を記録したメモを活用しましょう。ちなみに外部の相談機関の利用が会社にバレることはありません。安心して悩みを打ち明けてくださいね。
対処方法その⑦ 環境を変える
いじめてくる相手がいなくなってくれたら苦労することはありませんが、現実はなかなか都合よくは行きません。
いじめをなくすためにさまざまに働きかけてみて状況が改善されなければ、思いきって自分が環境を変えるのも手です。
職場なら異動を願い出る、小規模の会社であればいっそ転職を考えるべきかもしれません。ご近所やママ友トラブルであれば距離を置く、連絡先も削除し、できれば一切の関わりを絶ってしまいましょう。
NGな対処方法
上記の対処方法でもお伝えしたように、いじめと嫌がらせを仕掛けてくる人は、あなたが悔しそうな顔をしたり、涙を見せるのをワクワクしながら待ち構えています。
相手を喜ばせてこれ以上調子に乗らせないために、特に相手の前では感情をあからさまに表に出すことは控えましょう。悔しかったり怖くても、相手の前では冷静でいるように心がけてください。
もっともNGなのは相手と同じくらい・あるいはそれ以上にヒドイ仕返しをすることです。相手を挑発することになり、行為をエスカレートさせる恐れもあるので注意です。
さいごに
「大人なのにいじめられるなんて恥ずかしい」「自分で解決できないなんて情けない」という理由から、誰にも相談できず苦しんでいる大人は少なくありません。
いじめ悩んでいる人は7つの対処方法を参考に、勇気を持って解決への1歩を踏み出してください。