コロナ離婚が増えている!?主な原因と対策方法とは?
コロナ禍の急激な変化で、夫婦の離婚件数が増えているといわれています。
コロナ離婚という言葉を耳にしたことがあるかもしれません。
急増するコロナ離婚の原因や回避の仕方にはどのようなものがあるのでしょうか。
そこで、コロナ離婚を回避し、コロナに負けず夫婦関係を良好に保つ方法について考えてみましょう。
増えているって本当?「コロナ離婚」とは?
急に巷で囁かれはじめたコロナ離婚とは、いったい何なのでしょうか?
コロナ離婚の意味や、みんなの体験談について知りましょう。
コロナ離婚する夫婦の割合
コロナ離婚とは、文字通りコロナがきっかけで離婚をすることです。コロナによって浮き彫りになった価値観の違いが主な原因と言われています。
とある調査ではコロナ離婚をする夫婦の割合は約3割と言われています。想像以上に多いのではないでしょうか。
コロナ離婚をした人の体験談
共働き/35
もともと夫婦の関係は冷え切っていました。
コロナ禍で大変なのになぜ離婚なんかしたのかというと、我慢の限界に達したからです。
夫はコロナに対して懐疑的で、マスクを馬鹿にしたりTVに文句をいったりして、ぜんぜん手洗いうがいすらしてくれませんでした。
夫が感染するだけなら自業自得ですが、TVで家庭内感染を防ぐ努力をしている奥さんの特集番組をみて、夫のためにこんなことできないと離婚を決意しました。
幸か不幸か子供はいなかったので、やり直すなら今しかないと思いました。
専業/43
コロナ離婚になったのは、たまたまです。
もし他のトラブルに遭っていたら、それがきっかけになっていたでしょうね。
不安な気持ちを抱えながら生活しているうちに、自分は何やっているんだろうなと思って、夫の暴言に耐えるのが急にバカらしくなってしまいました。
幸い仕事がみつかったので、新しい人生を始めることができました。
子供たちが応援してくれるので、なんとかやっていけそうです。
パート/24
まさか自分がコロナ離婚するとは思いませんでした。
コロナ前は、これでも仲良し夫婦だったんです。
緊急事態宣言の辺りまでは2人で協力して暮らせていたと思うんですが、気がついたら2人ともいがみ合い喧嘩ばかり多くなって、疲れ果ててしまいました。
死なないように感染しないように気をつけようねって、お互いに大切な存在だったはずなんですが、ある日2人で怒鳴り合ってたんですよね。
それで、なんかおかしいなと思い、とりあえず距離をおこうって話になりました。
まあそのあとは夫が浮気して離婚に至った感じです。
ここ数ヶ月が個人的に怒涛の展開で、今でもあれは何だったんだろうと理解が追いついていない状態ですね。
コロナだけのせい!とは言えないようですが、コロナがなかったら離婚していなかった夫婦が多いと言えそうですね。
コロナ離婚の考えられる主な原因とは?
コロナ離婚は前触れなく起こるわけではありません。
そこにはかならず原因や背景など、コロナ離婚に繋がる問題が隠されているのです。
コロナ禍が結婚生活に与える影響について考えてみましょう。
コロナ離婚の原因①:相手との価値観の違い
コロナ離婚になる原因は、価値観の違いです。
これはコロナでなくてもいえることですが、お互いの気持ちに温度差があると、だんだん相手を信じられなくなり、最終的にはまるで敵のように感じてしまうようです。
ましてや命に関わる感染症に対する考え方に違いがあると、生命の危機を感じて自分の身を守ることが優先になり、神経が過敏になるのでしょう。
お互いの様子をよくみて、自分の意見を無理に通そうとせず、適度に場を収める配慮が必要です。
コロナ離婚の原因②:1人の時間がなくなった
コロナ離婚の原因になるのは、自粛中にリモートワークなどで家にいる時間が増え、1人になる時間が減るためです。
1人になる時間は、男女問わず誰にでも必要です。
息抜きをしたり、趣味に没頭したり、誰にも邪魔されないまとまった時間を確保できないと、人間はストレスが溜まって攻撃的になるものです。
お互いに1人になる時間を作り、できるだけそっとしておくようにしましょう。
コロナ離婚の原因③:ストレスからくる暴言・暴力
コロナ離婚の原因になるのは、ストレスを溜め込んでしまうことです。
自分がイライラしていると嫌味や暴言が増えて相手をイラつかせ、ストレスが相手にも蓄積して結果的に喧嘩に発展しやすくなります。
コロナ対策は大変ですが、ストレスを溜め込まず適度に発散して、こまめにメンタル面の自己管理をしましょう。
コロナ離婚の原因④:仕事・環境の変化
コロナ離婚の原因になるのは、転職やリモートワークなど、日常に変化が起きてスムーズに行動できないことが影響しているかもしれません。
また外出時にマスクを付けることや、外で触るものに注意が必要なことなど、些細な問題がイライラを募らせます。
先がみえない不安や、苦手なことをして自分に自信がなくなることなどが、夫婦関係に影響して別れに繋がるのかもしれません。
コロナ離婚の原因⑤:コロナに対する考え方の違い
コロナ離婚でもっとも多いのが、コロナ対策で揉めて喧嘩別れするカップルでしょう。
一方がコロナ対策に熱心で、もう一方がコロナに注意しない夫婦は、大喧嘩したり冷え切った関係になりがちです。
相手と考え方が食い違った場合は、イライラせずにしっかり話し合いましょう。
日本はまだ欧米に比べて死者が少なく抑えられていますが、これから感染者が増えて医療が崩壊すればどうなるかはわかりません。
コロナ離婚の原因⑥:家事や子育ての負担の増加
コロナ離婚になるのは、家庭内ですべきことが増えて、手が足らなくなり追い詰められた結果、パートナーに不信感を持つからだといわれています。
いつもの家事や子育てにコロナ対策が上乗せされると、作業量が増えてストレスが溜まります。
自分が忙しいときにパートナーがくつろいでいたり、コロナ対策に非協力的で余計な仕事が増えたりすると、イライラが爆発して喧嘩になることが多いようです。
コロナ離婚の原因⑦:家庭の経済状況の悪化
コロナ離婚になるのは、失業や廃業などで金銭的に問題を抱えるからでしょう。
とくに飲食店や接客業などを仕事にしていた人は、密になってはいけない新型コロナの影響を大きく受けているようです。
思うように働けなくなり、夫婦関係が悪化して離婚する家庭はあとをたちません。
特殊な状況ですのでプライドにこだわらず、給付金の申し込みなど行政のサービスを活用してコロナ禍を乗り切りましょう。
コロナ離婚は避けたい!自粛期間の夫婦の過ごし方とは
コロナ離婚にならないためにできることはあるのでしょうか。
自粛中に家庭内で気をつけるべきことについて考えてみましょう。
ベストな過ごし方①:お互いに1人の時間を作る
コロナ離婚になりやすいのは、自粛生活で一緒に過ごす時間が増えて、お互いの存在が煩わしく感じられるようになるためです。
お互いに意識して1人の時間を作ることで、相手を尊重しつつ自由な時間を過ごすことができます。
仲良し夫婦でいつも一緒のカップルほど危険ですので、パートナーに気を遣って無理をしないように、時間を決めて1人になるといいかもしれません。
ベストな過ごし方②:コロナについてしっかり話し合う
コロナ離婚を避けるためには、新型コロナ問題を無視することはできません。
コロナ禍でどう行動すべきかよく話し合って、不用意に家庭内にウイルスを持ち込まないように注意しましょう。
ニュースなどで新しい情報を知ったときは、積極的に話題に出すと会話のきっかけになっていいかもしれません。
2人で同じ情報を共有していれば、意見が食い違うことを前もって防げるでしょう。
ベストな過ごし方③:家庭のルールを決める
コロナ離婚で喧嘩になりやすいのは、それぞれが勝手に判断して行動基準が曖昧になることです。
早めに家庭内でのルールを決めて、不安や考えすぎを防ぐように工夫する必要があります。
あまり無意味なルールを作ると守ってもらえなくなるので、帰ったら家の中を触る前に手洗いうがいをするなど、シンプルで具体的な内容にするといいでしょう。
夫婦で考えるべきコロナ対策とは?
新型コロナは、まだまだわからないことが多い感染症です。
離婚を防ぐためには、正しい対処を心がけるだけでなく、お互いの考え方をよく聞いておく必要があるでしょう。
とくに考えるべきポイントにはどんなものがあるのでしょうか。
コロナについての認識をおなじレベルにする
コロナ離婚を避けるには、お互いに認識をすり合わせることが重要です。
夫婦間で新型コロナに対する考え方が違うと、いくら話し合っても納得する答えを出すことはできません。
夫婦といえども、人それぞれ意見は違います。
しかし一緒に暮らすには、お互いの気持ちをある程度おなじようにすべきでしょう。
感染した場合の対処法を考えておく
コロナ離婚を避けるには、行き当たりばったりの対処をしないように、前もって準備すべきです。
事前に新型コロナに感染した場合のことを考えておけば、あとで喧嘩になることを防げます。
誰に連絡すべきか、また保険や行政の手続きはどうなっているのかなど、いざというときに慌てないように話し合っておくといいでしょう。
目を背けてはいけない!しっかり夫婦でコロナについて考えよう!
相手とのコミュニケーションを大切に
コロナ離婚は、急にやってくるものではありません。
お互いの理解不足や思いやりを失った結果、徐々に気持ちが離れていくものなので、早めに気づいて対処する必要があります。
相手に配慮を忘れずに、過度な期待を抱かないことを忘れなければ、コロナ離婚を避けることができると考えられそうですね。