浮気夫との別居後はどうなる?サレ妻が気をつけること
浮気夫が別居を提案してきたら、離婚準備に入ったと考えるべきかもしれません。
浮気夫がどうしたいのかは別にして、浮気をしたほうが離婚をいいだす権利はありませんので、別居を理由に離婚しようと計画しているのでしょう。
もし離婚になるのであれば、まえもって準備すべきことがたくさんあります。
ここでは、別居するときに気をつけるべき点や、離婚までの流れなどをご紹介します。
浮気夫に「別居しよう」と言われた
浮気夫が別居を申し出てきたら、離婚の前兆かもしれません。
すこし距離を置いてお互い冷静になろうという前提かもしれませんが、一度別居すると同居に戻るのは難しく、お互いの存在がストレスだったと認識してしまうと、再構築しても結果的に離婚しやすくなるようです。
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サレ妻が気をつけることまとめ
感情に流されないこと
サレ妻としてのあなたの立場からみると、浮気夫は加害者でサレ妻のあなたは被害者でしょう。
あなたに非がない現時点ではその考えかたで正しいのですが、浮気夫を恫喝したり叩いたり蹴ったりひっかいたりすると、今度は逆にあなたが加害者になってしまいますので気をつけましょう。
また、夫婦は一緒に暮らさなければいけないという法律があります。
「浮気夫の顔をみたくない」などの感情で夫の同意を得ずに家出同然で別居すると、同居義務違反や悪意の遺棄となり、浮気夫が一方的に離婚できる理由になってしまいます。
離婚したいかどうか決めてから行動する
浮気や別居など、無責任なことばかりする夫との今後を考えてから行動しましょう。
離婚前提なら別居を受け入れて、調停や裁判の準備をしたほうがいいかもしれません。
再構築前提であれば別居はせず、浮気しにくい環境づくりに配慮すべきでしょう。
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別居までの間に注意すべきこと
別居してもすぐに離婚が認められるわけではない
別居期間が5年以上になると『婚姻を継続し難い重大な事由』に該当して離婚の可能性が高まります。
浮気夫が離婚を狙っている場合は、自分の浮気ではなく長期間の別居を離婚理由にしようとしているのかもしれません。
浮気夫が「2人のためだから…」と別居を希望したときは、一旦受け入れるべきかもしれませんが、長期間の別居にならないように注意すべきです。
一般的には、半年から1年のあいだに同居に戻るほうがいいといわれています。
もし離婚裁判になった場合でも、子供が成人するまでは離婚を認めない裁判官がいるようですので、落ち着いて行動するようにしましょう。
別居中の不貞行為は離婚理由にならない
サレ妻としては、別居したら浮気夫が浮気し放題になることは容易に想像できるでしょう。
別居中の浮気は、婚姻関係が破綻していると解釈されてしまうので、離婚理由にならないといわれています。
夫に浮気を続けてほしくない場合は、できるだけ別居しないほうがいいかもしれません。
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親権獲得が不利になる可能性がある
サレ妻が別居する際は、夫が出ていくのか自分が出ていくのか、子供はどちらにつくのか慎重に考えたほうがいいでしょう。
サレ妻が家に残って夫が1人出ていくパターンだと、夫が戻ってきて再構築になる可能性が高まるようです。
逆にサレ妻が1人で家から出ていって別居すると、離婚になった場合に親権が取れなくなるかもしれませんので気をつけて行動しましょう。
サレ妻が抱えるお金の問題とは
婚姻費用の問題
サレ妻が別居に応じる場合は、夫の収入が多ければ別居中の生活費などを分担してもらえる権利があります。
もし夫が生活費の支払いを拒否した場合は、婚姻費用分担請求をして正式に離婚するまで請求し続けることができるようです。
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財産分与の問題
財産分与には、別居中の資産は計算に入りません。
もしあなたと別居中に夫がビジネスや宝くじで高収入を得たとしても、あなたには半分もらえる権利などがありませんので、別居前によく考えましょう。
また、別居中に夫婦共有の財産を勝手に使い込むと、補填させられる可能性があります。
別居〜離婚までの流れとは
サレ妻が別居を承諾すると、浮気夫は離婚への足がかりをつかんだことになります。
浮気夫が別居中に反省する可能性は低いので、浮気相手との破綻を期待するしかないでしょう。
とりあえずこちらが不利になる行動はせず、別居中に調停を申し立てる準備をすべきです。
もしサレ妻になってしまったら、離婚後の生活がスムーズにいくように別居中に収入の安定を図り、離婚してもしなくても自分1人で生きていけるようにするといいかもしれません。
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