なんでそんなことするの?モラハラ夫の心理とは?
モラハラ夫の心理は、その理不尽さからどんなものか考えることは難しいです。ですが心理をきちんと分析できれば、より効果的な対策をとれるようになります。
今回は「なんでそんなことするの?モラハラ夫の心理」「モラハラ夫にやってはいけないこと」などについてご紹介します。
「彼はモラハラ夫かも」と思ったら、ぜひご覧ください。
モラハラ夫の特徴とは?
自分から謝らない
謝る行為は人間関係を円滑にする手段の1つであり、さらに自分に何か気づきをくれる機会にもなり得ます。それを知っているからこそ多くの人は自分から謝ることができるのです。
しかし、モラハラ夫の特徴の1つに「例え自分に非があったと知っていても、自分から謝ることは少ない」点があげられます。
なぜ普通の人が当たり前にこなしている謝罪をモラハラ加害者ができないのか、不思議に思う方もいるでしょう。実はモラハラ加害者の多くが「謝るのは格を下げる行為だ」と誤認識を起こしているのではないかという説があります。
もしそれが正しいとしたら、謝るのを強く拒絶する心理へ至ってもおかしくありません。
家庭環境が悪い
人間の心理には、家庭環境が大きく影響します。
モラハラ特有の心理にも幼い頃からの家庭環境が強く反映されていると考えられており、「悪い家庭環境の中にいた経験がある」のはモラハラ夫の特徴だと言えるでしょう。
モラハラ親に育てられた子供は、モラハラ夫もしくはモラハラ妻が家庭にいるのが当たり前だと認識してしまいやすいです。そして成長しても間違った認識を持ち続けているケースは非常に多く、モラハラ被害を受けていた子供がモラハラ加害者になるパターンはよく報告されています。
他にもモラハラ夫の親が過干渉や過保護であった例は多数あります。夫の子供時代のエピソードに違和感を感じたなら、よく聞いておく必要があるかもしれません。
なんでそんなことするの?モラハラ夫の心理
モラハラ夫が精神攻撃をする心理は、複数の要素が複雑に絡み合っている説が有力です。
そのためモラハラの心理を1つに絞ることはできないのですが、モラハラに至る要素の中でも「被害者より優位に立ちたい」心理を抱えているモラハラ加害者は、多いと言われています。
自分で自分を認めることは、生きていくのに必要なことです。自信がなさすぎると常に漠然とした不安を抱える可能性が高くなってしまい、そんな日々を送るのは誰にとっても苦痛なはずでしょう。
ですので自信がないとき、人はしばしば「自分より立場の低い人を見つけたい。この人より偉いんだと安心したい」心理に陥るのです。
精神的・物理的な攻撃をすると、相手より自分は優位だと錯覚することがあります。その錯覚のためにモラハラをしたと推測されているモラハラ加害者は、現代において多く確認されているのです。
モラハラ夫を変える方法は?
モラハラ夫を変えるには、周囲の協力が不可欠です。
精神が参っている人は、なかなか自分の精神に生じた異常に気付きにくいと言うでしょう。例え自分自身のものでも、心理的なものを正確に把握することは難しく、心理的な問題の1つであるモラハラも加害者自身での解決は困難なのです。
ですので、まずはあなただけでなく医者・カウンセラー・知人などの手を借りて夫に「自分はモラハラ夫である」と自覚させましょう。モラハラのセルフチェックやカウンセリングを、周囲の協力のもと行ってみてください。
モラハラ夫に自覚させるのはその道のプロでも厳しいことですが、本人の自覚なしではほぼ100パーセント変化が訪れません。信頼できる人に相談しつつ、さまざまな手段を試してみるといいでしょう。
モラハラ夫にやってはいけないこと
あなたに非がないのに謝ることだけは、絶対にしないでください。
あなたが謝ることでモラハラ夫は自分を正当化しやすくなり、正常な思考からより遠のいてしまう可能性が高くなります。さらに口に出してモラハラ夫に謝罪することで、被害者であるあなたが追いつめてしまう確率も上昇してしまうのです。
暗記は口でやるといいと言われるように、多くの人にとって口に出して言う言葉は思っている言葉より記憶しやすいでしょう。よって繰り返し謝ることで、あなたは悪くないのに「もしかして私は悪いことをしたのかな」と思い込むパターンは、十分考えられます。
ただでさえ怒られる毎日で精神が不安定だと推測されるのに、自分自身を洗脳してしまっては危険です。
しっかり心理を探ろう!
モラハラ加害者の心理を分析することは、立派なモラハラ夫対策です。夫の心理を探り、あなたにとって1番いい道を選びましょう。