こんなにも辛いのになぜ?モラハラ夫と離婚したくない理由
威圧的な態度やひどい言葉で恐怖を与えるモラハラ夫であっても、なぜか離婚したくない妻がいます。
辛く苦しい日々であることは明らかなのに、どうして離婚したくないのでしょうか。
今回は、「モラハラ夫と離婚したくない理由」と「モラハラ・パワハラ夫と離婚できないリスク」を紹介します。
モラハラ夫と離婚したくない理由5選
態度や言葉で妻に恐怖を与えるモラハラ夫なのに、離婚したくない妻は意外と多いと言います。
どうして離婚したくないのか、5つの理由を見てみましょう。
離婚したくない理由➀:モラハラと気づいていないから
不満を感じるたびに無視されたり、物に八つ当たりしたり、暴言を吐かれたりと明らかにモラハラだと分かるのに、モラハラを受ける妻はモラハラと気づいていないのです。
それは、「自分が夫の機嫌を悪くしたんだ」と自分に責任を感じていることが原因だと考えられます。
それだけ、精神的に追い詰められているのでしょう。
離婚したくない理由➁:嫌いになれないから
モラハラ夫と分かっているけど、嫌いになれないから離婚したくないと考えるのです。
優しかった頃を思いだしたり、たまに見せる夫の笑顔を見ていると、「いつかきっと変わってくれる」「それまで我慢しよう」と思ってしまうのでしょう。
夫への思いが完全に冷めない限り、今の状態から抜け出せません。
離婚したくない理由③:経済的に安定しているから
「離婚をしたら今の暮らしができない」「経済的に余裕がある今の暮らしを手放したくない」と思う女性は、モラハラ夫だけど離婚したくないと考えるのです。
経済的に安定していることが幸せな人生と考えているのか、離婚をして経済的な不安が大きいと分かっているのか、何か経済的な理由があって離婚したくないと考えるのでしょう。
離婚したくない理由④:子供がいるから
子供がいる女性は、自分より子供のことを考えて離婚したくないと考えるのです。
「自分が我慢すれば子供から父親を奪わなくて済む」「自分一人の経済力では満足に育てられない」と考えているのかもしれませんが、父親のモラハラに苦しむ母親の姿を見た子供は、一体どう思うのでしょうか。
豊かな生活だけが、子供にいい影響を与えるとは限りません。
子供にとって何が一番大切かを考えなければ、子供を苦しめてしまうでしょう。
離婚したくない理由⑤:世間体が気になるから
夫のモラハラに苦しんでいるのに、世間体を気にして離婚したくないと考える女性がいます。
離婚が当たり前の時代ですが、まだ離婚に対して悪い印象を持つ人は多く、親類からの印象を気にしたり、仕事に影響がでると考えて離婚したくないと思っているのです。
離婚に対する世間の印象を知らない限り、離婚をする考えは持てないでしょう。
モラハラ夫と離婚できない妻の特徴
モラハラ夫との生活が辛かったら、多くの女性は離婚を選ぶでしょう。
しかし、一部の女性は「離婚できない・したくない」と考えています。
今度は、モラハラ夫と離婚できない妻の特徴を見てみましょう。
特徴その➀:自己肯定感が低い
モラハラ夫と離婚できない女性は、自己肯定感が低いです。
モラハラ夫を異常と感じているのに、「自分と結婚してくれる人はこんな男くらいだ」「モラハラにさえ耐えたら既婚者でいられる」と自分の存在価値を低く考えてしまっているのです。
自分に自信が持てず、明確な意思表示ができない女性とも言えます。
特徴その➁:社会経験が乏しい
若くで専業主婦になった女性など、社会経験が乏しい妻はモラハラ夫と離婚できません。
離婚をして社会復帰する自信がなく、自立した生活や子供を育てながらの生活に不安を感じてしまうため、夫のモラハラが辛いけど離婚できないのです。
できればモラハラ夫と離婚したいと考える人は、離婚後の不安要素を失くすために仕事を探しはじめたり、シングルマザーへの国の補助制度を調べてみるといいでしょう。
モラハラ・パワハラ夫と離婚できないリスク
精神的・肉体的な苦痛を与えるモラハラ・パワハラ夫とこのまま夫婦関係を続けていたら、さまざまなリスクを伴ってしまうかもしれません。
今度は、モラハラ・パワハラ夫と離婚できないリスクを見てみましょう。
リスク➀:精神的苦痛から鬱病に発展する
精神的・肉体的な苦痛を味わい続けたら、鬱病や精神疾患など病気のリスクがあります。
鬱病や精神疾患になると正常な思考能力を失うため、喜怒哀楽の感情をなくしたり、生きていること自体を辛く感じてしまうなど、あなた自身の幸せが遠のいてしまうのです。
モラハラ夫のせいで、一度きりの人生を無駄にする必要はありません。
自分の幸せを考えたら、モラハラ夫との関係を考え直せるでしょう。
リスク➁:子供に悪影響を与える
経済的に安定した生活のため、子供から父親を奪わないため、子供に豊かな暮らしを送らせたいためなど、理由があってモラハラ夫と離婚できないのでしょう。
しかし、父親に暴言を吐かれて涙を流す母親の姿や、物に八つ当たりをする父親の姿を見た子供にとって、ベストな家庭環境とは言えません。
よくも悪くも、子供は親の姿を見ており、両親の姿が子供の成長に影響を与えるのです。
子供の生活面を考える必要はありますが、子供に与える環境はもっと考えるべきなのです。
後悔しない!モラハラ夫と別れる方法
いろいろな考えがあって、モラハラ夫と離婚したくないと悩んでいるのでしょう。
しかし、モラハラ夫と生活を送ったところで幸せになれないでしょう。
今度は、モラハラ夫と別れる2つの方法を見てみましょう。
別れる方法➀:第三者を交える
妻にモラハラをする夫は、簡単に離婚に応じてくれないでしょう。
「自分が悪かった」「絶対に変わるからやり直そう」と涙ながらに訴えてくるか、「離婚する気はない」「お前が一人で生きていくことができるのか」と感情を爆発させて離婚を拒否するか、いずれにしても離婚に反対するでしょう。
何度も離婚を告げたところで、自分より格下と思う妻の意見に耳を傾けません。
そのため、親族や調停員など第三者を交えた話し合いをしましょう。
別れる方法➁:感情を爆発させる・強気でいる
モラハラ夫と離婚したい人は、感情を爆発させて強気で離婚に挑みましょう。
モラハラをする男性は弱い者いじめをしているだけで、自分より強い者には怖気づいて立ち向かうことができない小心者なのです。
これまで受けたモラハラの証拠を準備した上で、「あなたはこれだけのことをしている」「これが幸せな夫婦関係と言えるのか?」と強気な態度で立ち向かえば、案外あっさり離婚に応じてくれるでしょう。
モラハラ夫を怖いと思っているでしょうが、小心者を隠すために弱い者に強気でいるだけの情けない男なのです。
モラハラ夫と離婚した女性の体験談
モラハラ夫と離婚できないと考えていたけど、無事に離婚した女性がたくさんいます。
どうして離婚する気になれたのか、どのように離婚をしたのか、実際の体験談を読んでみましょう。
30代 女性
ブスやキモイと言われる生活が当たり前だったので、悲しかったけど自分と結婚してくれるのは夫くらいしかいないと思って耐えていました。
しかし、友達の幸せそうな生活を目の当たりにして、離婚を決意しました。
なかなか離婚に応じてくれず調停までもつれ込みましたが、1年後に晴れて離婚が成立しました。
独身に戻って気づきましたが、モラハラ夫といるより断然幸せです。
40代 女性
子供のためだと言い聞かせて、モラハラ夫との離婚を避けてきました。
しかし、「もうママが泣いているの見たくない」と子供に言われたひと言で、夫との離婚を決意できました。
夫は離婚に応じず馬鹿にした態度を取っていましたが、「私の意志は変わらない」「あんたがいなくても子供とやっていける」と強気でいる私を見て、いつも傲慢な態度をとる夫が驚いていましたね。
意外と早く離婚ができて、今は子供と二人で幸せです。
さいごに
「モラハラ夫と離婚したくない理由」と「モラハラ・パワハラ夫と離婚できないリスク」を紹介しました。
モラハラ夫と生活を続けたところで、本当の幸せとは言えないのではないでしょうか。
一人で悩まずに、両親・友人など、必ず誰かに相談をしましょう。