タイミングと伝え方が重要!失敗しにくい離婚の切り出し方
結婚が人生の節目になるように、離婚もまた人生の節目になります。
ひとくちに節目といっても、離婚は結婚に比べてかかる労力や精神的なダメージが多いものです。
お互いが離婚に納得している場合はその後の手続きをスムーズにすすめることができますが、そうでない場合は夫婦で揉めることも多く、一般的には苦労するものです。
では離婚とはどのような切り出し方が望ましいのでしょうか?
離婚の切り出し方って難しい…
切り出すタイミングがポイント
離婚をしたいとき、その理由が相手の不貞が発覚したときやDVがあったときなど、はっきりとしたできごとがあった場合は離婚話を切り出しやすいといえます。
しかし相手からすると離婚に思い当たる節が全くなく順調な結婚生活を送っている場合、離婚の切り出し方によっては関係がこじれたり揉めたりする可能性も高くなります。離婚の切り出し方は非常にタイミングが難しいものです。
離婚は伝えることがゴールではありません。その後の流れやタイミングを踏まえ、しっかりと考えたうえで切り出すことが重要です。
ベストな離婚の切り出し方とは?
冷静に淡々と伝える
一般的には、男性よりも女性の方が感情的になりやすいといわれています。加えて離婚の原因が夫側にあった場合、切り出し方によっては話しているうちに感情的になったり気持ちが高ぶったりしてしまうケースが多々ありますが、それでは話はうまく進みません。
離婚の切り出し方で重要なのは、感情にまかせて相手を罵倒したり批難したりせず、離婚したいという事実を冷静に伝えることです。事実を淡々と伝えることで、相手に反論されることを回避することができます。自分が冷静になれるタイミングを見計らって離婚を切り出すと良いでしょう。
自分の主張をまとめておく
離婚に関する取り決めごとなどを漏らすことなく話し合うために、自分の主張をあらかじめまとたうえで話し合いに臨むのが切り出し方の1つです。
たとえば離婚を決意するに至った経緯や、慰謝料や養育費などについてです。もし感情が高ぶってしまい何を話すのかわからなくなってしまっても、事前の準備をしておくことで、話し合うべき内容を忘れてしまったりするのを避けることができます。
決着を急ぎすぎない
離婚話はスムーズにまとまることもありますが、なかなかそうはいかないものです。短期間では決着がつかないことが多々あります。
もし離婚話を切り出したときに話し合うことを避けられてしまったときには、別のときに話し合う機会を設けましょう。無理に話し合いをすすめようとしても良い結果は得られません。
また話し合いが長時間に及びそうなときは、お互いが冷静になれる時間を作ったり、一旦話し合いを区切って改めて話し合うことがおすすめです。
離婚の切り出し方の注意点
妻からの切り出し方
女性は男性に比べて感情的になりやすい人が多いといわれています。そして男性は理論的に考える傾向にあるので、感情的な言葉を投げつけても意味がありません。
また感情的になってしまうと、その場の勢いで話していると思われてしまうことがあります。離婚話の切り出し方は、冷静に淡々と話すことに注意してください。そうすることで相手に真剣さが伝わりやすくなるので、離婚に本気であることを理解してもらうことができるはずです。
夫からの切り出し方
妻が離婚を全く考えていなかった場合、離婚を切り出したときにはかなりの反発があることを覚悟しておきましょう。特に妻が専業主婦やパート勤務の場合は、その後の生活が苦しくなることが目に見えているので、簡単には離婚に同意してもらえないことがほとんどです。
また夫から離婚を切り出されることは女性のプライドを大いに傷つけてしまうため、泣き落としにかかられてしまったり、罵詈雑言を浴びせられるばかりで話し合いが進まなくなることも考えられます。
離婚話を切り出すときには、慰謝料を妻に有利な形で設定しておくなど、離婚後の生活面での不安を減らす事案をあらかじめ準備しておくことをおすすめします。
本当に後悔しない?最終チェック!
夫婦関係の修復は本当に難しい?
離婚を切り出す前に、夫婦関係を修復することは本当に不可能なのかを今一度じっくり考えてみる必要があります。
たとえば相手の不貞行為で夫婦関係が崩壊してしまった場合などは、相手に反省の気持ちがあるのかどうかを確認してから離婚の話し合いを進めてみてください。もしかすると深く反省し、今までよりも夫婦関係や家庭を大切にしてくれる機会が増えるかもしれません。
自分の意思はもちろん大切ですが、相手の意思や態度も踏まえて、修復を見込むことは本当にできないのかをもう一度確認してみてください。
切り出すときは慎重に!
切り出し方で人生が決まるといっても過言ではない
離婚を決意したら、その後はスムーズに離婚に向けての話し合いを進めていきたいですよね。そのためには離婚の切り出し方が重要になります。切り出し方を間違ってしまうと、話し合いがこじれてしまったり長期戦になってしまうなど、理想とする結果にならないことが多々あります。
離婚の切り出し方は今後の人生を左右する大きな一因となることを踏まえ、幸せな将来のために慎重に進めてみてください。