モラハラ夫が謝らない！その理由と自覚させる方法

モラハラはしてはいけないことだと多くの人がわかっているのに、モラハラ夫は言葉で人を傷つけても謝らないことがほとんどです。なぜモラハラ夫は謝ることができないのでしょうか。

今回は「モラハラ夫が謝らない！その理由」「モラハラ夫に謝ってもらうには？」などについてご紹介します。

モラハラ夫をどうにかしたい方はぜひご覧ください。

モラハラ夫はだいたい自身がモラハラをしている自覚がありません。

一般にモラハラは結婚後に初めて顔を出しますが、そのモラハラ的思考は幼い頃にできた心の傷や、家庭環境など自身の根本にまつわる部分から生まれることが多いと言われています。

そのためモラハラ夫自身は、モラハラすることを当たり前のように感じており、自分の異常さに気付くことは難しいのです。

例え妻にモラハラを指摘されたとしても、思考が正常でないため「自分はおかしくない」と強く自分を信じてしまいます。むしろ「なんで格下の妻が意見するんだ」と次のモラハラ発言に発展するケースすらあるようです。

自分が悪いことをしたときは、謝らないといけません。

配偶者のいる大人のほとんどはそれを知っており、義務教育で道徳を学んだモラハラ夫も例外ではないでしょう。それなのになぜ、言葉の暴力をふるっておいて謝らないのでしょうか。

モラハラ夫が謝らない理由は、「言葉の暴力を始めとする自分の起こした行動全てが正しい」と心底思っているからだと言われています。もちろん「正しいなら謝らないのも許される」わけではありません。

ですがモラハラ夫は自身のおかしさを自覚しておらず、謝らないことで妻の精神を削っていくことが多いのです。

いじめをする子供がよく使う「いじめられっこにも原因がある」論法は、もう子供だなんて言えない年齢のモラハラ夫も、使うことが多い手段です。

モラハラ夫は「妻が家事をしなかったからモラハラした」などと言い、自分が悪くないようにふるまいます。例え妻側に「高熱だった」等の理由や「普段は家事をきちんとやっている」等の背景があろうとも、ほとんどのモラハラ加害者は考慮しません。

妻に原因があったと仮定しても、夫が言葉の暴力をふるうことは許されず謝らないなんてもってのほかです。

モラハラ夫が謝らないと被害者は「全て私が悪いのかな」と、ネガティブに考えてしまいがちですが、モラハラをするのは何があっても悪なのだと念頭に置いてください。

モラハラ夫は、自分がモラハラをしていると認識しない限り謝らないことが多いです。

モラハラの自覚を促すには、ショックを受ける経験をさせたり社会経験を積んだりすることで、精神的成長させるのが有効だと言われています。

具体例としては「妻がモラハラ夫のせいで実家に帰った・離婚した」が、ポピュラーかつ実効しやすいのではないでしょうか。

頑なに謝らない夫もモラハラを自覚すれば謝る可能性があるので、モラハラ夫にどうしても謝ってもらいたい場合は、検討するといいでしょう。

まずモラハラを自覚している状態を目指してください。モラハラをやめてもらうには、モラハラを自覚したうえで、モラハラに見られる思考の異常を治していく必要があります。

思考の異常を治す作業は、「モラハラにあたる行為が何なのか知る」「モラハラ以外のストレス解消法を調べ、意識して繰り返す」を行っている方が多いです。

ただモラハラ夫の一部は、パーソナリティ障害もしくは近い状態にあると言われているので、夫と妻だけでモラハラの解決が難しく感じた場合は、カウンセリングを受けるのもいい手でしょう。

モラハラ夫は、妻の心を傷つけるだけ傷つけておいて、謝らないことがほとんどなため、健全な心を持っていた妻でも、だんだんと病んでいくことが多いです。

ですがモラハラの自覚をきっかけに、関係を再構築できた夫婦もいらっしゃいます。「彼のモラハラを治すのに協力したい」と思うならば、ぜひ当記事を参考に行動を起こしてみてください。