『こんぴらさん』として有名な香川のパワースポット…金刀比羅宮(金毘羅宮)とは
「こんぴらさん」の名前で親しまれている、金刀比羅宮(ことひらぐう)は、香川県仲多度郡琴平町にあり、毎年数多くの方が訪れているパワースポットです。
またの名を、金毘羅宮といい、香川県で最強のパワースポットと称されています。
ここでは、金刀比羅宮(金毘羅宮)のご利益や魅力、アクセス情報を紹介します。
香川にあるパワースポット…金刀比羅宮とは
こんぴらさんの愛称で有名
香川県仲多度郡琴平町(なかたどぐんことひらちょう)に鎮座する、金刀比羅宮(ことひららぐう)は、こんぴらさんの愛称で親しまれていて、古くから信仰を集めてきた神社です。
金刀比羅宮へお参りする「こんぴら参り」は、江戸時代に広まった風習です。
江戸時代当時は、庶民が気軽に旅をすることが禁じられていましたが、伊勢神宮や、金刀比羅宮を参拝することは許されていました。
金刀比羅宮の歴史は?
香川県のパワースポットである、金刀比羅宮は、創建された年代が諸説ありますが、かなり古い歴史を持つ神社なのは間違いありません。
一説には、金毘羅宮がある象頭山(ぞうずざん)に、大物主命(おおものぬしのみこと)が行宮(あんぐう)した跡を祀った、琴平神社がはじまりというもので、神話時代から信仰されてきた地とされています。
金刀比羅宮のご祭神は?
香川県のパワースポットである、金刀比羅宮の主祭神は、創建された時代の項で紹介した大物主命です。
このほか、相殿(あいどの)として、崇徳天皇(すとくてんのう)を祀っています。
大物主命は、天照大御神(あまてらすおおみかみ)の弟で、建速素盞嗚命(たけはやすさのおのみこと)の子です。
農業・漁業・芸能・医薬といった、さまざまなご神徳を持つ神さまとして、全国で信仰されています。
崇徳天皇は、第75代の天皇で、1,123年から1,142年まで在位していました。
保元の乱(ほうげんのらん)で敗北した、崇徳天皇(当時は崇徳上皇)は、讃岐(さぬき・現在の香川県)に、流刑として流されました。
讃岐に流された、崇徳天皇が信仰をしたのが、この金刀比羅宮とされています。
香川にあるパワースポット…金刀比羅宮の魅力
長い階段
香川県のパワースポットである、金刀比羅宮といえば、長い階段をイメージする方も多いかと思います。
本殿までは785段あり、奥社までは1,368段もの階段を、登る必要があります。
長い階段を登るのは、とても大変ですが、階段を登る途中に、さまざまな見どころがあるのが金刀比羅宮の魅力です。
階段をすべて登るのが辛いという方は、かご屋を利用すれば、途中まで運んでもらうことができます。
かご屋に運んでもらえるのは、本殿までの、およそ半分である、365段付近の地点までです。
こんぴら狗
431段目の鳥居の近くには、かわいいこんぴら狗の像があります。
江戸時代に、お伊勢参りやこんぴら参りが流行したのですが、東日本の人は距離が遠くて、なかなかお参りへ行けませんでした。
そんなときに、ほかの人に代わりにお参りしてもらう、代参(だいさん)が利用されました。
代参は、人だけではなく、犬が飼い主の代わりに、行うことがありました。
金刀比羅宮へ立派にお参りを果たした犬は、「こんぴら狗」と呼ばれます。
こんぴら狗は、マスコット的な存在で、お守りやお御籤、お土産のデザインに使用されることも多いです。
香川にあるパワースポット…金刀比羅宮のご利益
香川県の強力なパワースポットである、金刀比羅宮は、金運や縁結び、商売繁盛、健康運、人生に迷ったときに良い知恵を授かれるといった、さまざまな御利益があるとされています。
金刀比羅宮を参拝するときは、「二拝二拍手一拝」という作法で行います。
「二拝二拍手一拝」は以下のように行います。
- まず浅く礼をします
- 深い礼を2回します
- 2回手を打ちます
- 深い礼を1回します
- 最後に浅く礼をします
さいごに
香川県のパワースポットである、金刀比羅宮を紹介しました。
全国的にも人気のパワースポットで、数多くの方が訪れています。
階段は長いですが、登り切ったときの達成感を味わいたいという方におすすめです。