奨学金の返済があるから結婚を反対される！諦めるしかないの？

奨学金を利用している人もいるかと思いますが、現在34歳以下も2人に1人が奨学金を利用していると言われています。

「みんな奨学金制度を利用してるし私も利用しよう！」と安易な考えの人も増えきているそうです。

奨学金には様々なリスクがあります。そのリスクの一つが「結婚を諦めざるを得ない！」という現状があるということです。

奨学金と結婚にどんな関わりがあるのか一緒に考えていきましょう。

奨学金制度を利用していると、当たり前のことですが返済が始まる日が訪れます。

返済金額も数千円から数万円と借入金額や返済年数によって異なりますが、負担が大きく時に生活を苦しめるケースもゼロではありません。

こう言ったことから奨学金を抱えていると結婚は難しい…と思ってしまう方もいるでしょう。

ですが、実際に「奨学金を返済しながら結婚して、子供も3人いる。マイホームも購入した」「夫婦2人で働いて返済してるよ」なんて話も聞きます。

なので、奨学金の返済が理由で結婚に反対されても返済能力があり、安定した収入があれば結婚することは可能です。

考え方によっては選択肢は大きく分けて3つあります。

反対をされたら、親の言うこと聞いて結婚を諦めるのも一つの選択肢です。「それでも結婚したい！諦めたくない！」という方も多いと思います。

そんなときは、奨学金の返済をしながらの具体的なライフプランについてしっかり彼氏と話し合いをする必要があります。それから、もう一度両親を説得してみましょう。

説得して両親が納得してくれて結婚するのが一番理想的ですが、中には反対を押し切って結婚することを選んだ方もいます。人生を左右する選択肢なので、どれを取るかは慎重に考えてみてください。

結婚するということは、何かとお金がかかるものです。結婚したからといって、奨学金の返済をしなくていいと言うわけではないので、結婚式ができなかったり新婚旅行に行けない可能性もあります。

親としては、娘のウエディングドレス姿は見たいものです。「結婚式すら挙げられないなら反対！」と言う親もいるかもしれませんね。

結婚したら家を購入したり、車を購入するなんて話もでるかと思います。

ですが、奨学金の返済がネックになりローンを組む必要がある大きな買い物が難しくなる可能性もあります。

また一度でも返済を滞納してしまうと、今後住宅ローンやマイカーローンなどの融資が受けられないと言う落とし穴もあるので、注意するべきポイントです。

結婚後はどんな暮らしをしているのでしょうか？実際に奨学金の返済をしながら結婚した方にお話を聞いてみました。

30代 主婦

私自身が奨学金の返済をしながら結婚をしました。返済については両親も夫ももちろん承知の上です。結婚をして子供が2人います。奨学金とは言え私が抱えている借金に変わりないという焦りもあり、幼い子供を保育園に預けて正社員で仕事復帰もしています。子供にも申し訳ないしもっと一緒に過ごす時間が欲しいなと言う思いもあり、とても複雑な思いをしながら生活をしています。

30代 女性

夫が奨学金を抱えています。最初は返済も大変だと夫の両親に「結婚は今じゃなくてもいいんじゃないか？」と反対をされましたが、夫が説得し結婚しました。今では子供が3人いますが夫の収入だけで、なんとか奨学金の返済もしながら家族5人で生活しています。正直「奨学金の返済さえなければ、もっと楽に生活できたのに！」と思いますが考えても仕方がない！借りたものは返さなければ！という思いでやっています。

確かに、奨学金の返済で結婚をしても生活が苦しくなる可能性はあります。

親としては我が子が結婚しても奨学金の返済のせいで、大変な思いをして欲しくないと思うのは当たり前のことです。

それでも結婚したいのであれば反対を押し切ろうとは考えず、まずは奨学金について親子で正しく理解し、今後の返済計画や生活についてご両親が納得するように説得してみてはいかがでしょうか？