いじめのトラウマが消えない。5つの対処法

社会問題にもなっているいじめ。学校や職場、ご近所、ママ友などいじめの問題は尽きません。

そしていじめられたことがトラウマとなって、引きこもりになってしまったり、症状が進むといじめられたことが原因でうつ病になってしまう場合もあります。

今回はいじめられたことがトラウマにとなり悩んでる方へ、いじめのトラウマの対処方をご紹介します。

いじめのトラウマとは?

過去にいじめられたことが原因で、心に深い傷を負ってしまいその後の自分の生活に悪い影響をもたらすことが、いじめのトラウマです。

いじめのトラウマには以下のようなことがあり、未来に一歩が踏み出せなくなってしまいます。

・人との付き合いが怖くなり引きこもりになってしまう
・人の視線が気になり行動が起こせない
・会社、学校に行けない、社会適応障害になってしまう
・人間不信で人を信じられない
・重症になるとうつ病を発症してしまったり自殺を考えるようになる

いじめの記憶はどんなときに思い出す?

いじめのトラウマは嫌な気分になり早く忘れたいけれど、記憶に残り繰り返して思い出し恐怖になって現れます。

いじめだけではありませんが、トラウマの心理というのは、なかったことにしたい気持ちが「なかったことにしないで!こんなに傷ついているのだから!」という心の叫びになって、恐怖を感じるシチュエーションに遭遇するという現象なのです。

いじめの記憶を思い出すとき

・寝る前
・いじめられた場所にいるとき(会社、学校など)
・いじめた人の名前、関係なくとも同じ名前を目にしたとき
・朝、起きた瞬間
・1人でいるとき

トラウマになった人の体験談

いじめのトラウマが消えません。小学校、中学校時代に毎日のようにいじめにあい、未だにトラウマが消えません。何かの拍子に、思い出し、殺意が沸いてきます。

現在でも過去のいじめのトラウマを忘れることができず、毎夜思い出して寝付けない日々が続いています。

両親はいじめとは無縁だったため、過去に話しましたが私の伝えたい事に共感・理解されませんでした。なんなら、いじめられるお前に理由があるんだ、とまで言われる始末でした。

もう12年も前のことなのに、未だに鮮明に記憶に残っていて苦しいです。

今思うとくだらない阿保な連中だとは思うのですが、いざ人と対峙すると怖くなってしまいます。克服できるものならしたいです。

でも一生この記憶と付き合っていかなければいけないのだろうな、ということも考えてしまいます。

いじめのトラウマ対処法

いじめのトラウマは、今後の人生に大きく影響してしまいます。

人と話すことが苦手になってしまったり、集団で行動することができなく仕事に影響が出てしまったり…。でも克服をしなければ前に進めません。

いじめによるトラウマの対処法を5つご紹介しますので、いじめのトラウマを上手に対処していきましょう。

心の成長をはかる

いじめのトラウマを持ったときから、心の成長が止まっていることは、トラウマを感じている人に見受けられやすい特徴です。

いじめのショックが大きすぎて、そのショックに対応できず今でも思い出してしまい、前進できないでいるのは本当に苦しいことです。

そんな苦しさからの脱出は自分を変えることと、心を成長させることです。

【自分は自分!】
人と比べるのをやめましょう。自分の長所を見つけそれを伸ばすことに専念する。

【自分の短所は気にしない!】
自分の短所は気にしすぎないようにしましょう。短所というものは、長所より目立ってしまいます。そして直そうと必死になっても、なかなか治らないもの。調子が上がってくると、短所が長所になっている場合もあります。心の成長を試みている期間は短所は気にせずに過ごしましょう。

【結果を恐れずに行動!】
行動することは、心の成長に繋がります。失敗はつきものです。失敗するものと最初から思っていれば怖いものはありません。頭で考え込んでばかりでは結果は出ません。結果を恐れず行動することです。

もし思い通りにいかなくても、それは未来の糧にしようとプラス思考で望めばいいのです。それが心の成長に繋がり、自分を強くしてくれ、いじめのトラウマに打ち勝てることへと繋がります。

いじめを受けたことを吐き出す

心に抱えるいじめのトラウマを人に話して吐き出してしまうと、心を圧迫している嫌な感情や恐怖感から解放されることがあります。

人に愚痴を聞いてもらってすっきりしたとか、思い切り泣いてすっきりしたという感覚と一緒で、人に話すことで心が浄化されるのです。

話す相手がいないのなら、紙に書き出して自分の心の中のものを吐き出してみることでも同じ作用があります。

書き出して心を浄化させる方法は、心理療法にも使われている効果的な方法なのでぜひ試してみてください。

いじめられたことをプラス思考に捉える

いじめは辛い体験です。でもその辛さを経験したから人の痛みがわかったり、人には同じことはしてはいけないと、心の成長に繋げてみましょう。

「こんな辛いことを乗り切ったのだから怖いものはない!」と、いじめられたことを自分の心の糧にしようと思うポジティブな考えで、トラウマを捉えてみましょう。

いじめられた怖い経験は、自分の人生の糧と心の栄養だとプラス思考に変換することです。

いじめの体験のイメージを自分の中で変える

心に残る過去のトラウマのイメージを自分の中で、イメージ転換してみましょう。

怖いというイメージをできるだけ、面白おかしいイメージに置き換えて心にインプットしてみると、いじめのトラウマが馬鹿げたものに感じられれることがあります。

これは心理療法にもあり、この方法を用いて「過去の記憶の再編集」というワークショップも行われているそうです。

視覚に訴えているイメージの背景を、自分の好きな色の背景に置き換えたり、いじめた人の顔や髪形を笑えるものに変換するのです。

また、いじめのトラウマに出てくる聴覚に訴える恐怖な音のイメージを心の中で変換してみるのもいいでしょう。

専門医を受診する

過去に経験したいじめのトラウマがどうしても心から拭いきれない場合は、専門医を受診して、カウンセリングや心理療法を受けることもいじめのトラウマを克服する方法の1つです。

精神科、心療内科、カウンセリング研究所という、最初は足を運びにくいかもしれませんが、心の病も風邪のうちに治療しておくと大病に至らずに済むので、受診してみると心が軽くなるかもしれません。

さいごに

過去にいじめられてことがトラウマになってしまい、人と話すことが苦手になってしまったり、自分の意見が言えず仕事にも影響をきたしてしまうのは本当に辛いことです。

トラウマは、忘れたいけれど忘れられず苦しんでいる自分の心の叫びだそうです。心を叫びを聞いて、トラウマを克服して楽になってください。トラウマの対処法を5つあげましたが、自分で努力しなければならないこともあります。でも克服するとそれがあなたの人生の糧となり、もっと生きやすくなります。

もういじめに合わないためにも過去の経験を克服して、あなたが明るく人生を歩んでいけることを応援しています。

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