遠距離カップルの婚約期間はどのくらい?やるべきこととは
婚約期間に決まった期間はありませんから、それぞれのカップルの状況などで自由に決めることになります。
これは遠距離カップルの場合も同じですが、物理的な距離がある分、いろいろと制約があるので、近距離カップルとは違った視点で婚約期間を決める必要があります。
遠距離カップルの婚約期間の決め方と、その期間中にやるべきことについてご紹介しましょう。
婚約期間ってどこからどこまで?
婚約期間と聞いても、どこからどこまでを言うのかが意外にわからないのではないでしょうか。婚約期間というのは、プロポーズから入籍するまでの期間のことです。
婚約は正式な契約書を交わすなどの形式的なことがなくても、口頭でも成立します。そして婚約しておきながら、正当な理由なく婚約を破棄したりすると、損害賠償や慰謝料請求の対象になることもあります。
プロポーズしておいて、気が変わったからと簡単に撤回などすると本当に法律問題に発展しかねません。大袈裟に思われるかもしれませんが、婚約期間が長かったり遠距離での婚約だったりすれば、余計そうなる可能性が高くなります。
遠距離カップルの婚約期間はどのくらい?
婚約期間に決まった形はありませんから、それぞれのカップルが自由に決めることになります。一般的に以下のように、短期間から比較的に長い期間まであり、幅は案外と広いです。
2ヵ月未満
2ヵ月未満というのは婚約期間としてはかなり短い部類ですが、比率としては決して少なくありません。スピード婚と言えるでしょう。
これほどの短期間では婚約期間中にできることが限られますから、誰にでもおすすめというわけにはいきません。特に遠距離カップルの場合だと、あまりにも婚約期間が短いとトラブルの元になります。
半年
半年の婚約期間であれば、必要なことを決めたりする余裕も生まれて丁度良いとも言えます。
近距離であれば半年という期間はおすすめなわけですが、遠距離のカップルの場合はそれでもやや短いと感じるかもしれません。
半年から1年
半年から1年の婚約期間は、一般的な統計でも最も多く見られるパターンです。遠距離での婚約期間としても、短過ぎず長過ぎず、スムーズに結婚の準備ができるでしょう。
時間に余裕があることで、婚約期間中に起こりやすいトラブルにも対処しやすいです。遠距離カップルにもおすすめの婚約期間です。
1年以上
婚約期間として1年以上取るカップルも少なくありません。片方が外国に留学するなどの事情がある場合もありますし、状況によっては1年どころか数年間の婚約期間になることもあります。
しかし婚約期間を長く取ることは、いろいろなことができるメリットがある反面、間延びしてしまって、結婚へのモチベーションが下がってしまうことがありますから、要注意です。
遠距離カップルの婚約期間あるある
婚約期間中に起こることには、近距離カップルにも遠距離カップルにも共通している点が多いですが、やはり遠距離カップルの婚約期間として目立つ特徴が少なくありません。
遠距離カップルの婚約期間あるあるを見てみましょう。
なかなか会えない
遠距離カップルの特徴のひとつがなかなか会えないことです。
物理的に遠いほど移動するのが難しいのは当然です。遠距離カップルでも数時間程度で会えるのであればまだしも、飛行機や新幹線を使うほどの距離であれば、かなり影響が出ます。
トラブルが起きやすい
遠距離での婚約期間であるほど、トラブルが起きやすいのも特徴です。
メールや電話がありますから、連絡する気になればいくらでもできますが、それでもやはり遠距離であることがハードルになって、すれ違いによるトラブルが起きやすいのが遠距離での婚約期間です。
気持ちが冷めやすい
遠距離カップルがなかなか会えないことに関連して、どうしても気持ちが冷めやすいのも大きな特徴です。人間の心理として、近くにいる人間ほど親近感を持ちやすい傾向が強いです。
そういう意味で、遠距離カップルは愛情を維持する努力が足りないと、すぐに気持ちが冷めてしまいます。
遠距離カップルが婚約期間にやるべきこと
遠距離カップルでも近距離のカップルでも、婚約期間中にやるべきことに大きな違いはありません。ここでは、遠距離カップルが婚約期間にやるべきことをご紹介しましょう。
両家への紹介
結婚は憲法に定められているように、両性の合意があれば成立します。
しかし現実にはカップルの当事者だけが合意しても、家族が反対していたら、結婚後の生活を含めて上手くいかないでしょう。
周りから祝福される結婚が良いとされているのは、結婚が当事者だけの問題ではなく、家族や親戚も含めての話であることを示しています。
その意味で、当事者カップルの間で婚約の意志は決まっても、婚約期間に両家への紹介が不可欠です。
結婚式の準備
次に結婚式の準備も重要です。それ以前に結婚式をするかどうかも決めないといけません。結婚は入籍すれば成立しますから、必ずしも結婚式が必要なわけではありません。
大袈裟な結婚式や披露宴などをせずに、内々だけのパーティーで済ませるカップルも少なくありません。このあたりのことはカップル当事者でも意見が分かれるところですから、相手とよく相談して決めましょう。
住む場所の確保
結婚したものの、仕事で転勤しているなどの事情で一緒に住めない場合を除き、結婚後に住む場所の確保も必要です。アパートとマンション、一戸建てにするかは予算とも相談しなくてなりません。
結婚を機に家を買うという選択肢もあります。その場合は賃貸物件よりはるかに慎重に決めないと、後になって後悔しないとも限りません。
賃貸であれば、後でいくらでも引っ越しできますが、持ち家となれば、簡単に引っ越しというわけにはいかないでしょう。
遠距離だと何かと大変!
遠距離カップルの婚約期間と、その期間中にやるべきことなどをご紹介しました。遠距離であることは恋愛でも結婚でも、何かと大変なのは間違いありません。
しかし、好きな相手が遠くに住んでいる以上、恋愛も遠距離になりますし、婚約期間も遠距離での対応になるのは避けられません。その壁を乗り越えられるかで、その後の結婚生活の充実度が大きく違ってきます。