憧れる!同性愛カップルの芸能人3選
LGBTという言葉をご存じでしょうか。 L=レズビアン、G=ゲイ、B=バイセクシュアル、T=トランスジェンダーそれぞれの頭文字を取った造語です。
今回はLGBTの中のゲイ(同性愛者)にスポットを当て、同性愛の芸能人カップルをご紹介します。LGBTを支援する芸能人や団体についても詳しく知りましょう。
同性愛は恥ずかしくない
恋愛や性に関することはデリケートな話題です。心の中をオープンにしたがらない日本人の気質として、同性愛カップルに恥ずかしさを感じてしまうのは無理もないことかもしれません。
家族や友だちに隠しごとをしているという意識や、長男や長女の立場から、恥ずかしさだけでなく罪悪感を抱く場合もあるでしょう。
しかし、心に留めておきたいのは、多数派が正しく、善であるとは限らないということ。同性愛は恥ずかしいことでも悪でもありません。セクシャリティに悩み心を痛めている皆さんが、劣等感を抱く必要はないのです。
同性愛を認める!芸能人カップル3選
その① マット・ボマー&サイモン・ホールズ
同性愛の芸能人カップル1組目はマット・ボマーさんとサイモン・ホールズさんです。
マット・ボマーさんと言えば、海外TVドラマ『ホワイトカラー』の主役、天才詐欺師ニール役で大ブレイクした人気イケメン俳優。好きな芸能人として名前をあげる人もたくさんいます。
2011年に自身のセクシャリティについて、代理母出産による子どもがいることをカミングアウト。その後は同性パートナーであるサイモン・ホールズの存在、さらに同氏との結婚について段階的に世間に公表してきました。
パートナーのサイモン氏は、セレブを顧客に持つ広報会社の経営者とのこと。マット・ボマーのツイッターやInstagramにも登場しています。写真から幸せが伝わってくる素敵なカップルです。
その② Aya Sato&Bambi Naka
同性愛の芸能人カップル2組目はAya Sato(アヤ サト)さんとBambi Naka(バンビ ナカ)さんです。ダンスユニットAyaBambi(アヤバンビ)として活躍しています。
唯一無二とも言える独特のダンスを武器に世界で活躍。椎名林檎さんのバックダンサーとして年末の歌合戦の出演、リオオリンピック閉会式でのパフォーマンスにも登場し、日本国内でも一気に注目度を集めました。
インパクトあるビジュアルもさることながら、それ以上に目を引いたのはダンスのシンクロ率の高さ。公私共にパートナーであることが公表されるとファンからはあたたかい声が寄せられました。
高い支持を受け続ける芸能人の同性愛カップルです。
その③ ニール・パトリック・ハリス&デイヴィッド・バーカ
同性愛の芸能人カップル3組目はニール・パトリック・ハリスさんとデイヴィッド・バーカさんです。共に俳優である芸能人カップルです。
特にニール・パトリック・ハリスさんはキャリアが長く、『天才少年ドギー・ハウザー』をはじめ、さまざまなドラマや映画に出演しています。
先にご紹介したマット・ボマーさんとサイモン・ホールズさん同様、代理母出産によって子どもを迎えました。
ニールさんはご自身のツイッターに家族写真を投稿しています。笑顔あふれる素敵な芸能人カップルです。
Happy Easter from the Burtka-Harris bunnies and one lil' chick! pic.twitter.com/dZS8DZWxqK
— Neil Patrick Harris (@ActuallyNPH) April 5, 2015
同性愛を認めている世界中の芸能人
2015年、アメリカ全州で同性婚が合法化されたことにより、LGBTに対する理解度は高まったものの、差別そのものがなくなったわけではありません。けれども応援してくれる人々もまた、たくさんいるのです。
世界的な芸能人の支援者として、よく知られたところでは、マドンナやレディーガガ、ゲイの兄を持つアリアナ・グランデ、女優アン・ハサウェイなども、LGBT差別について毅然たる態度で立ち向かっています。
スターバックスの前最高経営責任者ハワード・シュルツは、従業員たちのセクシャリティの多様性を考慮して、LGBT支援企業として世界中に名を轟かせました。
俳優のキアヌ・リーブスは、自身のセクシャリティについてはコメントしていませんが、多様な性的指向に対して理解を示しているひとりです。
同性愛者はたくさんいる
あなたの周りにLGBTを公言している人はいますか?日本にはLGBTを自覚している人々がどれくらいいるのでしょうか?
そんな疑問を調査した会社があります。
LGBT層に該当する人は7.6%(2012年調査では5.2% ※3)と算出されました。
本調査では、セクシュアリティを「身体の性別」、「心の性別」(自分は男だ、女だという性自認)、「好きになる相手・恋愛対象の相手の性別」の3つの組み合わせで分類し、DDL独自の「セクシュアリティマップ(※4)」(下図参照)を元に、ストレート(異性愛者で、身体と心の性別が一致している人)セクシュアリティである図内②(ストレート男性)と、図内⑩(ストレート女性)と答えた方以外をLGBT層と規定しています。
総務省の発表によれば、2017年1月の時点で日本の人口は1億2,686万人とのこと。そして、LGBTは7.6%です。一見すると少ないように思えますが…900万人を超える数になることがわかります。
こうした現状を受けて、日本ではNPO法人『LGBTの家族と友人をつなぐ会』や、働きやすい環境づくりを支援する『虹色ダイバーシティ』など、さまさまな支援の輪が広がっています。
まとめ
同性愛を認め支援しようとする人々は年々増えています。同性愛を公表し自分達で決めた道を歩み続けている芸能人カップルがいることも事実です。
「同性愛は恥ずかしい」「理解できない」という対極の考えを持つ人々がこの先も存在することには変わりありませんが、それ以上に味方がたくさんいることを忘れないでください。
反対する声があればこそ、話し合いの場が持たれたり、さまざまな取り組みがなされて、違った考えを持つ者同士が生きやすい世の中ができていくのではないでしょうか。
日本でも同性婚が合法になる日もそう遠くないのかもしれませんね。