嫉妬をやめたい!苦しめる理由とコントロールする方法
誰にだって、どうしても嫉妬がやめられないときはあるでしょう。
我慢してみたり深呼吸してみたり、いろいろと工夫してみても嫉妬の気持ちはなくなることがありません。
もし嫉妬心をコントロールできたなら、自分を嫌いになる嫌な感情から解放されるかもしれません。
ここでは、心に嫉妬が湧いてしまうメカニズムや、嫉妬したときにすべきことなどをご紹介します。
嫉妬をやめたい!コントロールできたらいいな…
嫉妬は醜い感情です。
キリスト教の七つの大罪にあげられるほどの嫉妬は、日本でも古くから作品の題材にされています。
『源氏物語』の登場人物である六条御息所(ろくじょうのみやすどころ)は、常識的で賢い人物でしたが嫉妬心を抑えられず、結局彼氏である光源氏に嫌われてしまいます。
嫉妬は彼氏に嫌われ自己嫌悪に落ちいり、なにひとついいことのない感情です。
嫉妬の感情が自分のなかに生まれたと気付いたら、早めにコントロールしてこじらせないようにしましょう。
嫉妬が自分を苦しめる理由
他人との比較で劣等感を感じるから
自分と他人を比較すると、そこには必ず優劣が生じます。
自分が優れている分にはいいかもしれませんが、いざ自分が劣っていると嫉妬が生まれてしまいます。
素直に精進しようと思うことができればいいですが、たいていは自分の感情をコントロールできずに嫉妬に苦しんでしまうのです。
自分に自信がないから
自分に自信がないと劣等感を抱えて生きることになり、なにかにつけて嫉妬を感じてしまうようです。
自分の感情をコントロールできないと、生活に支障が出ますので注意しましょう。
自分の欠点が分かっているのならば、すこしでも改善する努力をして嫉妬からの脱却をはかりましょう。
嫉妬心をコントロールする方法
嫉妬するのではなく参考にする
自分よりいいものをみてしまうと、嫉妬の心が生まれます。
その嫉妬の炎をただ燃やしていれば、そのうち延焼してすべてを焼き付くし、あとに残るのは焼け野原です。
いままで築いた大切なものは焼失し、何もかもいちから始めなければいけません。
もし嫉妬の炎を上手にコントロールできれば、自分を奮い立たせる燃料にして頑張ることができます。
瞳をメラメラさせながら嫉妬した相手をよく観察して分析し、いいところを参考にして自分のものにしてしまいましょう。
自分だけの道を歩む
「自分は自分、人は人」と考えれば、他人がなにをしようが嫉妬することはありません。
比べないこと、つまり勝負しないことで負けないで済むわけですから、劣等感を感じないで暮らせるようになるのです。
嫉妬をコントロールするには、まず火種に近づかないことが大切です。
嫉妬しないようになるコツ
執着心をなくす
こだわりをなくせば心は自由になり、嫉妬を抱えずに生きていけます。
嫉妬心をコントロールするには、まず執着心をなくすことからはじめましょう。
「絶対1位にならなければいけない」「あの人と付き合えなかったら人生は終わりだ」など、こだわってしまうと嫉妬に狂う結果になります。
第三者目線を持つ
自分の気持ちをコントロールするには、自分の主観から一歩引いて、他人の目で自分をみるといいようです。
第三者目線でみた自分は、けっこうなお馬鹿です。
わがままで事情を知らずに一番駄目なルートに進んでしまうのは、まさに岡目八目です。
あえていい面について考える
嫉妬心をコントロールするには、あえて「負けてよかった、手遅れになるまえに修正箇所に気付けてよかった」と考えるといいようです。
相手を羨むのではなく、自分をどう成長させるか作戦を練ったほうが楽しいしわくわくします。
それに人間は動物とはちがうのですから、意志の力で自分を律することこそが人間味なのです。
わがまま放題自分勝手に適当に進んで無策に終わるのは、動物味であって人間味ではありません。
嫉妬をしっかりコントロールできるようになろう!
嫉妬心をコントロールできるようになれば、せっかくの努力を水の泡にすることなく成功に向かって進んでいけます。
嫉妬に焼かれて精神的に不安定だと感じたら、まずはリラックスして自分の気持ちに向き合うといいでしょう。