元彼がストーカーをしてくる。彼の心理&対処法
元彼にストーカーされて悩む女性は意外と多いと言われています。楽しく笑いあっていた日々もあったのになぜ…?そう思わずにはいられませんよね。
今回は、彼女と別れたあとにストーカーと化してしまう男性の心理とストーカーされやすい女性の特徴&対処法をお伝えします。
ストーカーをする元彼の心理
ストーカーする人は、病的なレベルで自己愛が強いという心理状態にあります。元彼であれば別れの原因が自分にあったとしても認めていないでしょう。
それどころか自分はかわいそうなどという心理状態にもあります。そして彼女を逆恨みする心理になることさえあるのです。
結果、つきまとい・監視・無言電話などのストーカー行為を行うわけですが、驚くことに本人はストーカーをしているという自覚がありません。
実際に元カノにストーカーをした人の体験談
20代 男性
バイト先で知り合った女性に好意を持ちましたが、好きな人がいるとのことで交際は無理と言われました。でも、アピールし続ければ何とかなるのでは?と電話やメールで食事の誘いなどを繰り返していたんです。
ある日突然、彼女がバイトをやめてしまい、連絡も取れなくなったために自宅の最寄り駅で彼女を待っていたところ、自分の姿に気付くなり交番に駆け込まれてしまいました。
30代 男性
彼女にメールでいきなり別れを告げられてキレてしまい、ストーカー行為に及んだことがあります。職場や自宅前で何時間も待ち伏せたり、しつこく電話したり…。
なんとしても直接会って話をつけなくちゃ!と思ったんです。元カノのことは彼女の家族や友達が守り、自分のことは自分の友達が必死に止めてくれて収拾がつきました。
自分はその心理でなくても、相手に迷惑を掛けたり怖がらせたりするのがストーカーです。
最初の男性は警察から警告を受け、自分の行為がストーカーにあたることを自覚。現在は依存症専門の病院に定期的に通院されているとのこと。
次の男性に関しては、トラブルの解決には周囲の協力が必要不可欠な良い例と言えるでしょう。
ストーカーをされやすい女の特徴
ストーカーになる男性は自己愛が強いと冒頭で述べましたが、被害に遭いやすい女性にもいくつか特徴があります。
元彼にストーカーされやすい女の特徴① 恋多き女
文字通り、男性関係が派手な女性はストーカー被害に遭うリスクは高めと言えるでしょう。
女性側の気持ちはすっかり冷めきっていても、相手の男性も同様とは限りません。
熱心な求愛がストーカー行為にすり替わることもありうるのです。
元彼にストーカーされやすい女の特徴② 誰にでも優しい
ストーカーになる男は、思い込みの心理が激しく何ごとも自分に都合のいいように解釈します。
たとえば女性のちょっとした親切を愛情と勘違いした結果、トラブルに発展するケースがあります。
気のない異性から言い寄られるようなことがあれば、毅然とした態度でお断りをしましょう。
元彼にストーカーされやすい女の特徴③ 優柔不断
別れ話の際にしっかり話をつけられず、友だち以上恋人未満のような関係をズルズルと続けてしまうなど、優柔不断もストーカーされやすいタイプです。
迷惑行為を被害となかなか認識せず、行動も起こさないため、犯行がエスカレートする場合があります。
最近は、直接顔を合わせずにLINEやメールで別れ話をする人も増えています。
一方的にさよならをしてくる女性の心理に対して相手が納得できず、相手がストーカー化する場合もあります。
実際に元彼にストーカーをされた人の体験談
20代 女性
元彼は仕切り上手で、みんなに頼られるお兄さんタイプの人でした。しかし、彼と交際してみると、友達との付き合いに口出しをしたり、携帯の着信やメールを勝手にチェックするなど、何でも自分の思い通りにしたがる自己中男と判明。
別れを告げ連絡を断ってからは、自宅前で待ち伏せされたり、誹謗中傷メールをバラまかれるなどの嫌がらせを受けました…
30代 女性
元彼にネットストーカーされていました。別人になりすまして、某SNSで私をフォローしてきたんです。
プロフィールはでたらめだったので最初はわからなかったんですが、親しくなってきた頃から、なんでそんなこと知ってるの!?っていう内容の書き込みがたびたびあって…気が付きました。寒気がしましたね。
近年、元交際相手や元配偶者に逆恨みされて、プライベートな写真をネットでバラまかれるリベンジポルノの被害が問題になっています。
この場合はそこまでに至らず不幸中の幸いだったと言えるでしょう。
そもそもそうした画像は撮らない・撮らせないに限ります。
ストーカーをされたときの対処法
ストーカーを撃退する方法として相手にNOの意思表示を突きつけることが大切とされます。
しかし、拒絶を含む女性の反応を期待していた場合は迷惑行為が一向に止まないどころか、逆にエスカレートするケースもあるのです。
そんな手強いストーカーへの対処法を見ていきましょう。
対処法その① ひとりで解決しようとしない
ストーカーの気配を感じたら、家族や友人、恋人…身の回りの人達にわけを話して助けを求めましょう。打ち明けづらいかもしれませんが、何かあってからでは遅いのです。
特に仕事帰りの夜道は、ひとり歩きせず誰かに迎えに来てもらう、難しければタクシーを使うなどストーカーに接触のチャンスを与えないようにします。
対処法その② 緊急時の避難場所を決めておく
ひとり歩きを避けたくてもやむを得ないときもあるでしょう。つきまといなどの不安を感じていれば近道をしたくなるのが人情ですが、多少遠回りになっても人通りのある道を行くのが正解です。
防犯ブザーはすぐ使えるようにしておくこと。また、交番やコンビニなどいざというときに駆け込める場所をルートに入れておくと安心です。
対処法その③ 個人情報を守る
郵便受けには鍵をつけましょう。集合住宅で鍵なしポストが設置されている場合は、管理会社や大家に取り付けを頼めば何らかの対応をしてくれるはずです。
ストーカーが元彼だと判明していれば、今さら盗まれる個人情報などはないのでは?と思いがちですが、郵便物の持ち去りや送り主へのアプローチなども考えられるので、安心はできません。
ゴミを出すときも、個人情報が書かれたような物はシュレッダーにかけるなどしてから出しましょう。
対処法その④ 玄関の鍵を変える
ひとり暮らしの場合、元彼に部屋の合鍵を渡していたなら部屋の鍵は必ず変えましょう。在宅時はチェーンもつけること。
また、鍵をなくしたときのために合鍵をポストに隠しておく人がいますが空き巣対策としても絶対にNG!です。
対処法その⑤ 証拠は取っておく
ストーカーから送られたメールや着信記録、手紙、プレゼントなどは、気持ち悪いからといって処分しないこと。
郵便物や荷物は、開封前であれば受け取りを拒否できますが、警察に相談するときに大事な証拠になります。大事に保存しておきましょう。
対処法その⑥ SNS投稿には要注意
今いる場所やこれからどこへ行くといった自分の近況や予定に関する書き込みは極力控えましょう。ストーカーと化した元彼がチェックしているかもしれません。
だからと言って急に閲覧制限をかけるのは避けるべき。元彼の神経を逆なでし、直接的な手段に出る恐れがあります。
さいごに
今回はストーカーの心理やストーカーの対処法についてご紹介しました。ストーカーの気配を感じたら警察や支援機関に早い段階で相談しましょう。
実害がなければ取り合ってもらえないのでは…と思いがちですが、近年、ストーカーの被害が増加&深刻化してきたこともあり、細やかな対応がされるようになりました。
ストーカーをしてくる相手の心理は理解しがたいものです。しかし、理解できない心理とは言っても問題には真っ正面から向かわなければいけません。
対処法をじっくりと読んで少しでも心を軽くしてくださいね。