シングルマザーとつきあう彼氏の心理とは?同棲は「お試し期間」別れも覚悟で踏み切ろう!
彼氏ができたシングルマザーは
「これから彼氏と、どうすればいいのか知りたい」
「男性側から見て、シングルマザーのことをどう思っているのか知りたい」
「子どもを、好きになってくれる男性の特徴を知りたい」
「彼氏の結婚観や、結婚までの道のりについて知りたい」
等々、次から次へと悩みが出てきます。
現に「彼氏は、どう考えているのか教えてほしい!」と、カウンセリングルームに駆け込むシングルマザーが後を絶ちません。
そこで、シングルマザーが彼氏ができたとき、彼氏の心理と同棲に対して押さえるべきポイントを、心理カウンセラーが解説します。
同棲に悩んでいるシングルマザーは必見です!これを読むことで、子どもにとっても楽しい生活を始められるでしょう。
彼氏ができそうなシングルマザーの特徴は?
まず、彼氏ができそうなシングルマザーの特徴からいきます。
1. とにかく明るい
一人で忙しく子育てをしながらも悲壮感が全くなく、とにかく明るいシングルマザーは、誰からも好かれます。
幼い子どもを自転車に乗せ、明るく元気に「おはよう!」といいながら、保育所への送迎。誰の目にも微笑ましく周りは放っておきません。
当然、その場にいつも居合わせる男性の心にも、明るくキラキラしたものが刻まれます。いつしか恋心が芽生えても不思議ではありません。
2. とにかく一生懸命
とにかく一生懸命に子育てをしているシングルマザーも、周りが手を差し伸べたくなるほど、好感度抜群です。
例えば、子連れでは仕事に出られないからと、リモートワークしているシングルマザーがいます。オンラインミーティングには、そのママの一生懸命ぶりが垣間見えるときがあります。
普段バリバリ仕事をしている顔と、優しいママの顔とのギャップに、キュンとくる男性もいるのです。
シングルマザーと、つきあう彼氏の心理とは?
次に、シングルマザーとつきあう、彼氏の心理をみていきます。
1. 愛していれば、子どもがいても構わない
当然、愛があれば彼女に「子どもがいても構わない」と言うでしょう。始めは。また、シングルマザーの中には、関係が深まるまで子どもの存在を隠している場合もあります。
彼氏の気持が傾いた時点で言われても「子どもがいるなら、つきあいは無理」という男性は、ほとんどいないでしょう。なぜなら、男としての沽券に関わるからです。
「良いところを見せたい」「彼女の心を掴むには、子どもがいることを容認しなければ…」と、このように男のプライドで「子どもがいても構わない」になるのです。
実際、人の親になること、ましてや自分の子ではなく、彼女と他の男との子ども。この理解は、その時点ではまだ深まっていないと言えるでしょう。
2. 愛情深く想ってくれるから、心地よい
また、中には「母親のように愛情深く想ってくれるので、シングルマザーのほうが良い」とまで言う男性もいます。
甘えん坊ですね。このような男性は、愛情に飢えて育ったのか、あるいは末っ子としていっぱい母親に甘えて育ったのでしょう。
男として「彼女を守るというよりも、彼女の愛情に包まれたい」と思っているのです。
このような男性は、愛情たっぷり注がれる中に居れば機嫌が良いのですが、ひとたび彼女の気持が子どもにばかり向いてしまうと、子どもに対抗意識を持つようになります。
結果、子どもにやきもちを焼き、子どもが2人いるような状態になるのです。
同棲する前に、押さえるべきポイントは?
同棲する前に、押さえるべきポイントがあります。後悔しないためにも、しっかりみていきましょう。
1. 結婚前提の同棲なのか?
「結婚前提の同棲」は、最も重要視する点です。なぜなら、自分だけではなく子どもも巻き込むことになるからです。近い将来、パパになる人と、ママの彼氏とでは全く違います。
これは、はっきり「結婚前提の同棲なのか?」と聞くべきです。彼氏はもちろん「〇〇ちゃんの、パパになれるよう頑張るよ」とは言うでしょう。
しかし、彼女と暮したい一心で、彼女の子どものパパになることが、どんなに大変なことでどれほどの責任が伴うか、そこまで知る由はないのです。
親になるということは、我が子を育てるのでさえ大変なこと。ましてや、他の男との子どもを受け容れるのは、そう簡単なものではありません。
彼女に対する想いが強ければ強いほど、子どもを憎く思っても不思議ではないのです。
2. 子どもが優先でも構わないのか?
「子どもが優先でも構わないのか?」も、しっかり聞いておきましょう。これを聞いておけば、別れるときの別れやすさが違ってきます。
子育て中のママと暮らすわけですから、当然子ども優先は当たり前です。しかし、あまりにも子どものことばかりで「俺のことも構ってくれよ」となるのも想像できます。
彼氏としては、子どものことは容認しているつもりでも、現実を突き付けられると、どうしてもモヤモヤ状態が拭いされないということも考えられるのです。
これの積み重ねで、最悪痛ましいことが起きてしまいかねません。子どもと自分を守るために、お互いの親に紹介し合い、布石を打っておくのも良いでしょう。
別れることも覚悟で、同棲に踏み切る
同棲する前にポイントを押さえたら、次にどのような心構えで同棲に踏み切るのか詳しくみていきます。
1. 結婚前提であっても、別れを視野に入れておく
結婚前提であっても、決して心を許してはいけません。疑心暗鬼になりそうですが、そのくらいの気持ちでいることが大事です。
女の部分で彼氏のことが大好きでも、母親であることを決して忘れてはいけません。子どもは母親が守るべき存在、守られないと子どもは一人で生きていくことはできないのです。
したがって、彼氏の子どもに対する考え方や接し方に、少しでも不信を抱くようであれば、別れも覚悟せざるを得ないでしょう。常に別れを視野に入れておくことが大事です。
2. 「お試し期間」として、冷静な判断を心掛ける
シングルマザーの同棲は「お試し期間」と心得、結婚は果たして大丈夫なのか、見極めることが大事です。
それは、彼氏の何気ない態度や口調、顔色を、冷静な判断で逃さず察知するということです。始めは彼氏も、必死に子どもとの距離を縮めようとするでしょう。
しかし、本心は1週間もすれば、ちらほら出てくるものです。そこを鋭く見抜きましょう。
もちろん、ネガティブなことばかりではありません。想像以上に子煩悩で、立派な父親像がそこにあれば問題ありません。幸せな再婚が可能です。
同棲中に、押さえるべきポイントは?
ここから、判断基準に入ります。
1. 子どもに対する想いを見る
子どもの話題を、あえてたくさん出してみましょう。少しでも「またかよ…」みたいな顔をしたら、アウトです。言葉にしないまでも、顔色に出るものです。一瞬のその顔色を逃さず察知します。
あとは、子どもの話題に「あなたはどう思う?」と聞いてみましょう。「またかよ。面倒臭いな」というふうに感じ取れたら、アウトです。
子育ては、面倒臭いことの連続です。それを少しでもそのように思うのであれば、父親失格ですね。
2. 子どもに対する行いを見る
簡単な子どもの世話をお願いしてみましょう。それを、見えるところで何気ない素振りで、その様子を観察すると良いですね。
始めはしどろもどろでも、一生懸命やるという姿勢が大事です。それが、回を追うごとに嫌な顔に変わっていくようでは、考えものですね。
あとは、子どもとの関わり方をみましょう。積極的に交わろうとするのか、全く関知しないのかでは、当然後者が問題です。
子どもの様子に関係なく、ゲームに夢中になっている話はよく聞きます。「子どもがどうなっても、自分は関係ない」という素振りが見えたら、アウトですね。
子どもを大切にする男性の特徴は?
それでは、子どもを大切にする男性の特徴を挙げてみます。
1. 子どもに限らず、人を大切にする
分け隔てなく人を大切にする男性は、間違いなく子どもも大切にしてくれるでしょう。それだけ、心が広く優しさに溢れている人と言えますね。
例えば、父母の他に祖父母、長男であれば弟や妹がいる家庭に育ったとします。
身近に高齢者と幼い弟や妹を見てきたわけですから、それぞれの世代の特徴を踏まえ、思いやりを持つことの大切さを自然に学んできたと言えるでしょう。
したがって、彼女の子どもだからではなく、父親としての自覚を持ち大切にするということになります。
2. 温厚で感情の起伏が激しくない
いつも穏やかでニコニコしている人には、子どものほうから寄っていきます。やはり子どもは素直に、肌で感じ、心地の良いほうへいくのでしょう。
もちろん、人間だから怒らないとは言えません。ただ、そのときは弱いものを守るためだったり、理不尽なことで大切な人が傷つけられたりするようなときでしょう。
決して自分のことで、声を荒らげたり、感情をむき出したりする人ではありませんね。何事にも誠実で真面目な人と言えるでしょう。
子どもの理解が得られそうかどうかの判断は?
今度は、子どもの目線で考えてみます。
1. 子どもが彼になついている
子どもは、正直です。いくら上辺ばかり取り繕っても、子どもの感覚は鋭いものです。
母親の前では良い顔をしていたが、2人きりになった途端に態度が一変。これでは、子どもがなつくはずがありません。
それに比べ、ベタベタと彼にまとわりつくようであれば、安心して少し出かけられますね。
ただ、そのようであっても、時として変わる可能性もあります。その辺は、しっかり見極めていく必要があるでしょう。
2. 子どもが明るく元気に過ごしている
子どもが、ベタベタなつかなくても、明るく元気に過ごしていれば、大丈夫と言えそうです。なぜなら、子どもこそ正直で、彼氏よりも表情や態度に出やすいからです。
ずっと不機嫌だったり、夜泣きが続いたり食欲が無かったり、何かいつもと違う感じになるものです。子どもにとっては、いつものママとの空間に別な人が入ってくるわけですから、尋常ではいられません。
その中でも、明るく元気に過ごしていれば、子どもが理解していると言えるでしょう。むしろ、パパができて「うれしい」という感じになれば、再婚が可能ですね。
子どもへの態度が、少しでも気になったら冷静な判断を
それでは、子どもを守るために、冷静な判断すべきところを見ていきます。
1. 子どもに対する目が冷たくなる
普段の何気ない瞬間にも、子どもを見る目が冷たくなったら要注意です。他にもないか、気を付けて見ていきましょう。
幾度となく、冷たい目をしていたら、早めに別れることを覚悟したほうがいいですね。そのための「お試し同棲」です。子どもに嫌な思いをさせないためにも、彼氏に切り出しましょう。
そのときは、彼氏が悪いということは言わないことが、スムーズに別れるコツです。あくまでもこっち側のせいにしましょう。
例えば「あなたには、私たち親子よりも相応しい人がいるはず、私ではあなたを幸せにはできない。ごめんなさい。別れてください…」のように。
2. 子どもに対して嫌な顔をする
先にも述べたように、口にしなくても、意外と顔に出るものです。あからさまに嫌な態度や顔をすれば、てき面ですね。
ちょっと居ないふりをして遠目に見たり、出かけて突然戻ってみたりするのも良いでしょう。
それで、子どもにどんな言葉をかけているのか、どんな態度を取っているのか、そして嫌な顔を子どもに見せていたら、考えたほうがいいですね。
「この人は、子どもが嫌いなんだ」と判断しましょう。子どもが嫌いな人とは、暮してはいけませんね。子どもがかわいそうなだけです。子どものためにも、別れることを決断しましょう。
虐待をしそうな男性の特徴は?
子どものために、これは絶対に避けなければならないことです。しっかりみていきましょう。
1. 感情の起伏が激しい男性
大人になっても、感情の起伏が激しい男性は、要注意人物です。なぜなら、自分の気持をコントロールできないということは、カーッとなったら何をするか分からないということになるからです。
善悪の区別がつかなくなることは、つきあっている段階からチェックしておく必要があります。
アクシデントや意に反することが起きたときに、本性が出るものです。このときの対応で人が分かります。
もし同棲中に、このような起伏の激しさを見たなら、早く別れることを考えるべきです。決して、彼氏と子どもを2人だけにしてはいけません。
2. 自分も虐待された経験がある
DVをする人のなかには、自分も幼いときに虐待を受けたことがあるという人が一定の割合いるとの報告が挙げられています。悲しいことに、DVは世代を超えて繰り返される可能性があるようです。
自分も心に傷を負いながら、繰り返してしまう。彼もかわいそうですが、これは我が子のためだけではなく自分のためにも別れるべきです。
このことは、同棲前からチェックが必要です。彼氏の幼少期のことを聞き出しましょう。もちろん、虐待されていたとは言わないと思います。
ただ、子どもの頃の話をしたがらなかったり、暗い顔を見せたりしたら「何かあったかも」と疑ってみても良いでしょう。
同棲する前に、彼氏の親に挨拶したい旨を伝えるのも良いでしょう。親を見れば、子のことが見えてくるものです。
やはり、納得いかない結果であれば、同棲の前に別れることを考えましょう。同棲してから別れるより、子どもを振り回さなくて済むので、それだけでも気が楽です。
子連れ再婚が可能な、シングルマザーの特徴は?
子連れ再婚が可能なシングルマザーの特徴も、みていきます。
1. 愛情深く包容力がある
子どものことで奮闘中でも、彼氏のことも怠たりません。愛情深く包み込むシングルマザーは、その包容力で子どもはもちろん彼のことも、手の平に乗せられます。
そして、子どもも彼氏も上手く転がせるということになるのです。
その愛情深い中にいると、みんなが居心地が良く、多少の違和感さえも自然に溶かしてくれます。とても重要な役割ですね。
このような女性は、姉弟が多い長女の可能性が高いでしょう。幼少のときからお母さんの役割を一部、担っていたことが考えられます。
2. 視野が広く器が大きい
視野が広く器が大きい女性は、包容力のある女性と似ています。ただ、大きな違いは、見識が高いということです。
このような女性は、経験に基づく判断力に優れ、見識が高いと言われます。したがって、子どもと彼氏との問題も、解決させる力を持っているということになります。
ある程度の地位や名誉もあり、もちろんお金に困っていないのも特徴です。当然、男性にガツガツしているところもありません。
シングルマザーの再婚、児童扶養手当はどうなる?
同棲の「お試し期間」をクリアし見事再婚となった場合、今までもらっていた児童扶養手当はどうなるのかみていきます。
1. 再婚した場合の児童扶養手当は
児童扶養手当とは、ひとり親家庭に対して、一定の所得以下であれば月額最大42,910円の支給を受けられるという制度です。シングルマザーを対象にした制度の中では最もポピュラーなものですが、再婚をした場合は受給資格を失います。基本的に、受給資格喪失の届け出は婚姻届の提出と同じ日に済ませたいところです。<厚生労働省から引用>
2. 子どもの養育費をしっかり話し合う
同棲中の子どもにかかる費用は、結婚が確定するまでは、彼氏に出してもらわないほうがいいですね。なぜなら、別れるときに面倒になるからです。
結婚後は、児童扶養手当がなくなるわけですから出してもらって当然です。ただ、ここで収入の少ない男性が問題になります。自身の少ない収入の中から、他の男性とのあいだにもうけた子どもの養育費を捻出しなければならないとなると、腑に落ちない感情が湧き出てくることもあるのです。
したがって、彼女のほうは、できるだけ収入を得ることを考えましょう。そして、自分の収入の中から、子どもの費用に当てることをおすすめします。
子どもに冷たく当たる原因に、お金の事情が絡むのは否めません。再婚によって、児童扶養手当がなくなるわけですから、堅実な話し合いが必要です。
まとめ
彼氏ができたシングルマザーに『彼氏の心理は?同棲は「お試し期間」別れも覚悟で!』ということで
・彼氏ができそうなシングルマザーの特徴は?
・シングルマザーと、つきあう彼氏の心理とは?
・同棲する前に、押さえるべきポイントは?
・別れることも覚悟で、同棲に踏み切る
・同棲中に、押さえるべきポイントは?
・子どもを大切にする男性の特徴は?
・子どもの理解が得られそうかどうかの判断は?
・子どもへの態度が、少しでも気になったら冷静な判断を
・虐待をしそうな男性の特徴は?
・子連れ再婚が可能な、シングルマザーの特徴は?
・シングルマザーの再婚、児童扶養手当はどうなる?
に、分けて詳しく解説してきました。シングルマザーと暮す彼氏の心理と、押さえるべきポイント、そして再婚によって児童扶養手当がもらえなくなるということが、お分かりいただけたと思います。
つまり、子どものために強い意志をもって、場合によっては別れも覚悟の同棲に踏み切るということです!