専業主婦希望だと結婚できないって本当?専業主婦になるための厳しい条件
「結婚をしたら仕事を辞めて、毎日おいしいご飯を作って旦那様の帰りを待っている」という夢を叶えたい女性は多いようです。
ところが、最近では男性が専業主婦希望の女性を敬遠するようになったといいます。
ここでは、専業主婦希望で結婚するための条件について解説していきます。
専業主婦希望だと結婚できないって本当!?
今は仕事をしている主婦が主流
専業主婦希望の女性が結婚できないと言われていますが、今の時代に専業主婦をしている人はどれくらいいるのでしょうか?
独立行政法人労働政策研究・研修機構が調べた平成30年度の統計を見てみると、専業主婦世帯が600世帯に対し共働き世帯は1,219世帯です。
共働きの家庭が主流となり、専業主婦家庭は少数派と言えるほど減少していることが分かります。
世間の流れが共働きを支持していて、専業主婦希望の人が結婚できないのも頷けます。
男性も共働きを希望している
男性は、専業主婦希望の女性より共働きを希望する女性のほうが魅力的だと思っています。
実際に、結婚後専業主婦を希望しない男性は約70%に上ります。
つまり、専業主婦希望の人は残り約30%の人との結婚を狙うことになります。
こうした統計からみても、専業主婦希望の人がなかなか結婚できない現実が浮き彫りとなっています。
専業主婦希望だと結婚できない理由
人の収入を当てにしている
専業主婦希望と聞くと、「昼間は好きなように過ごしているんだろうな」というイメージが付いて回ります。
すべての人がそうではなく、なかには「旦那様のために家中をきれいに保って温かくおいしい料理を作って帰りを待ちたい」という人がいるでしょう。
しかし、仕事が嫌いだから働かず自由に過ごせる専業主婦になりたいという人が多いのも事実です。
そのイメージがすっかり定着し、専業主婦希望の人は楽をしようとしていると思われ、結婚できないようです。
男性の収入が減ってきている
国税庁の平成27年分「民間給与実態統計調査」を見ると、日本人サラリーマンの平均年収は420万円でした。
しかし、実際には年収420万円にも満たない人が多いと言われています。
さらに、平成9年の平均年収が467万円であり、年収420万円とは47万円の差があります。
景気は回復しているとニュースでは耳にしますが、それを実感できないのは当然といえるかもしれません。
このように男性の収入が以前のように回復しておらず、専業主婦希望の女性を養うことが難しいため結婚できないのです。
重荷に感じる
専業主婦希望の女性と結婚するということは、男性の収入だけで生活にかかるすべての支出を賄うことを意味しています。
もし男性が病気にかかって入院が必要になったり、仕事を続けられなくなったら、いつかは家計が破綻するでしょう。
「子供が生まれたときにそうなったら…」「進学のタイミングで自分にもしものことがあったら…」と考えると、男性はプレッシャーを感じます。
もしもに備える意味で、女性に働いてほしいと考えるのは自然かもしれません。
専業主婦希望の女性どう思う?男性の意見
20代・男性
正直、専業主婦希望の女性はなかなか早く結婚できないと思います。
僕も結婚するなら共働きが希望です。
自分の収入一本で結婚生活のすべてを支えるのかと思うと怖くなりますし、女性は何のストレスもなく過ごすのかと思うと納得できません。
30代・男性
本当に自分が大切にしたいと思える女性だったら、専業主婦希望であっても結婚すると思います。
でも、そう思えるだけの魅力を兼ね備えていないと、そんな考えにはならないでしょうね。
専業主婦希望で結婚できない人は、自分のことを一度客観的に見てみるべきです。
男に「専業主婦になってもいいから結婚してください」と言わせるだけの価値や魅力を持っていれば、なれるんじゃないかなと思います。
専業主婦希望は譲れない!結婚するためには?
ハードルを下げてみる
結婚できないのは、理想のハードルが高いからかもしれません。
あなたは、専業主婦になってどんな生活を送りたいですか?
「毎日おいしいランチを食べて週に1回は夜に外食をして、欲しいものは値段を気にせず購入して、長期の休みには旅行に行って…」と思っていませんか?
そんな生活を叶えるためには、それだけ高い年収の男性を見つけなくてはいけません。
しかし、上記でも紹介している通り男性の平均年収は420万円といわれています。
高い収入を得ている男性は、すでに結婚していたり彼女がいる可能性が高いです。
理想のハードルを下げて贅沢はできなくても十分に生活ができるくらいのレベルにすれば、専業主婦希望でも結婚できるかもしれません。
結婚してしばらくの間は仕事をする
専業主婦希望の女性と結婚してくれるほど年収の高い男性は婚活市場でも少なく、運よく出会えたとしてもほかの女性との競争が待っています。
どうしても専業主婦がいいなら、結婚後しばらくは仕事を続けて数年経ってから専業主婦になる方法があります。
たとえば、妊娠・出産のタイミングでしばらく専業主婦になったり、貯金が貯まったら仕事を辞めて専業主婦になるのも1つの手です。
いい奥さんになれるアピールをしよう!
専業主婦希望で結婚できない女性は増えつつあります。
以前と比べて現代は男性の年収も下がっており、家計を1人で支えることは困難です。
実際に、男性は共働きを希望する人が増えています。
どうしても専業主婦を希望するなら理想のハードルを下げたり、しばらくは共働きで頑張って貯金ができたときに仕事を辞めたり、妊娠・出産のタイミングでしばらく専業主婦として過ごすといった方法を考えてみましょう。