「子どものために離婚したくない」は言い訳?考えるべきこと
夫婦関係が悪化したときに、「子供のために離婚したくない」と考える夫婦が少なくありません。
しかし、「子供のために離婚したくない」は本当に二人の気持ちなのでしょうか。
今回は、「子供のために離婚したくない」が言い訳な理由と、離婚すべきか悩んだときに考えるべきことを紹介するので参考にしてみてください。
本当は離婚したいけれど、子どもがいるからできない
夫婦関係が悪化したときに、「パートナーと離婚したい」と思う人が多いです。
子供がいないときは夫婦の気持ちだけで離婚を決断することができますが、子供がいるときは「離婚しないほうがいいかもしれない」と悩みがちです。
「子供のために離婚したくない」という気持ちになる人がかなりいますが、それは本当に子供のことだけを考えているのでしょうか。
なかには、「子供のために離婚したくない」の言葉を言い訳にしているケースがあります。
「子どものために離婚したくない」はただの言い訳?
離婚を考えている子持ちの夫婦は、「子供のために離婚したくない」という気持ちになることが多いです。
それは、「離婚は子供にショックをあたえる」「子供には両親が揃っている環境が必要」といったことを考えるためです。
しかし、離婚したくないため子供を言い訳に使っているケースがあります。
自分の本心を子供を利用して言い訳にすることで、自分のことを守ろうとする心理がはたらくためです。
子どものことを考えて離婚しないのが言い訳な理由
経済的な問題
「子供のために離婚したくない」と言い訳をする人のなかには、離婚後の経済的な問題を心配しているケースが多いです。
とくに、専業主婦をしていて収入がないときは、離婚後に貧困生活になることが不安になります。
「子供のために離婚したくない」と言い訳することで、離婚せずに仮面夫婦として安定した生活を手にすることができるという心理がはたらいています。
シングルマザーになるのが不安だから
シングルマザーとして子供を1人で育てることが不安な人が、「子供のために離婚したくない」と言い訳をするケースがあります。
離婚すると自分自身が収入を得るために働く必要があり、子育てとの両立を不安に思うことが多いです。
本当は離婚したくないから
本当は離婚したくないと思っている人が、子供のことを言い訳にして離婚を回避しようとします。
離婚を先延ばしにできれば、関係修復するチャンスを得られると考えているためです。
周囲の目が気になるから
離婚をすると身内から白い目で見られたり世間体が悪いため、子供を言い訳に離婚を回避しようとするケースがあります。
子どものために離婚すべきか悩んだときに考えるべきこと
子供の気持ちを考える
「子供のために離婚したくない」と思ったときは、真剣に子供の気持ちを考えてみましょう。
家族で生活をしていると、子供は夫婦仲が悪化していることを敏感に察知するため、「ギスギスした雰囲気で生活を続けるくらいなら離婚してほしい」と思っているケースがあります。
もちろん、「両親に仲直りしてほしい」と思っている子供がたくさんいます。
子供の本当の気持ちを知ることで、離婚すべきかどうかを判断できます。
子供の将来を考える
子供のために離婚するかどうかを決めるときは、どちらが子供の将来のためになるかを真剣に考えましょう。
子供にとって一番の選択をすることで、幸せになれるケースが多いです。
夫婦関係を修復できるか考える
「子供のために離婚したくない」と思ったときは、無意識で離婚を回避したいと考えているケースがあります。
そのため、離婚を決意する前に夫婦仲の修復が可能かどうか冷静に判断することが大切です。
もし夫婦関係の修復ができそうなら、子供のために夫婦関係の改善を目指す努力をしましょう。
子どもものために離婚や別居をするのが正しいケース
パートナーが浮気を繰り返したり、あなたや子供にDVやモラハラをするときは、離婚や別居を選択すべきケースです。
一緒に生活することで子供が不幸になると判断したときは、離婚を決断しましょう。