苦手なのは理由がある!男嫌いになってしまった原因&治し方
「内向的な性格というわけではないのに、そこに男性がひとりいるだけで憂うつになる」「口数が少なくなってしまう…」そんな人もいるのではないでしょうか。
今回はあなたが男嫌いになった原因と男嫌いの対処法についてご紹介します。
男嫌いになった原因5選
男嫌いになる原因はひとつではありません。
もしあなたが「男の人が怖い、苦手」などと感じるのであれば、以下にあてはまる項目がないかぜひチェックしてみてください。
環境によるもの
両親の離婚や死別で父親不在だったり、兄や弟など身近に男性がいない環境で育つと男嫌いになってしまう場合があるようです。
男性とどのように接していいのかわからないために、こちらからは積極的に接触しようせず、好意を寄せられても逃げてしまったりします。
そんな経験を繰り返す内に男性への苦手意識が強くなり、男嫌いになってしまうようです。
父親の影響
親は子どもにとって頼らざるをえない大きな存在です。親子関係が良好で温かい家庭に育った場合には、女性は彼氏や結婚相手に「お父さんに似た男性」を選ぶ傾向があります。
逆に、厳格すぎる、暴力を振るう、仕事をしない…などなど、父親に恐怖を感じたり親の役割を果たさない人という印象があまりにも強いと男嫌いになる可能性も。
どんな男性にも父の姿を重ね、嫌悪してしまうのです。
過去のトラウマ
前述の父の影響も過去のトラウマではありますが、家族以外の男性が男嫌いの原因になることも…。
子ども時代~思春期に男の子にいじめられた、からかわれたなどの記憶。多感な時期に「男の人は皆、いじわる」のようにインプットされてしまうと、大人になっても嫌な感情を引きずってしまうことがあるのです。
また、元彼の浮気やDVなどが原因となり男性そのものに拒否反応を示すようになる場合も。彼のような人ばかりではないとわかりつつも、男性が信用できなくなってしまいます。
男性そのものが苦手
男性という生き物自体が苦手、という女性もいます。
男性は女性と比べると骨ががっしりしていますよね。その他にも体毛が濃い、声が低いなどの独特の特徴もあります。普通はその違いこそが魅力になるものですが、恐怖を感じたり汚らわしいとすら感じることがあるのだとか。
前述の環境によるものと似た部分もあります。しかし性別による差があまり感じられない年代の頃は平気だったりします。
性別の違いを意識しすぎている
男性は「女性はこうあるべきだ」といった性別の固定観念が強すぎるのも男嫌いの原因になりえます。
このタイプの男嫌いの女性は「これだから男は…」「男性のダメなところは…」と否定的な感情ですべての男性をひとくくりにしがち。
自分にも厳しいのですが、やや自意識過剰な傾向があるかもしれません。
男嫌いな人の体験談
男嫌いを自覚されている2人の女性の体験談をご紹介します。男性を拒絶するようになった原因、男嫌いだと気が付いたきっかけ&対処などについてお話してもらいました。
20代:学生
中学から大学まで女子校でした。バイトもカフェとケーキ屋さんでしたから、同年代の男性と接する機会はほぼなかったと思います。
男の人が苦手だと気が付いたのは就活をはじめてから。企業説明会やセミナーなんかで出会った人達と情報交換したりしますよね。でも、男性が混じるともうダメ。怖いというか気持ち悪いというか…何も話せなくなってしまうんです。
同年代の男性に対する免疫がないことが男嫌いの原因になったケースです。
しかし、将来希望の職業に就くためには男嫌いを治す必要があるということで一念発起。
オンラインで習いごとができるサイトに登録し、外国人の男性講師から英会話を習っているのだそうです。いいアイデアですね。
20代:会社員
身長のわりに胸が大きいことで学生時代はからかわれたり、痴漢されるなどさんざん嫌な目に遭ってきました。そのせいか男性そのもの、そして性的なことに対しても嫌悪感があります。
とは言え、職場にも男性はいますしまったく接触せずに済ませるわけにはいかず、精神的にとてもきつくて…。カウンセリングを受けようか迷っています。
過去のトラウマが原因のケースです。傷ついた心を見なかったことにして無理に頑張ることで、さらに傷を深くしてしまう恐れがあります。
早めに専門家の指示を仰ぐべきかもしれませんね。
男嫌いの治し方
ひと口に男嫌いと言ってもそうなるに至った原因はさまざま。解決へのアプローチは異なります。
ここでは原因別に男嫌いの治し方をご紹介します。
距離を置いて接する
男嫌いの原因が免疫のなさだった場合は男性といきなり仲良くなるのは不可能に近いです。
男女混合のグループで遊びに行くなど少し距離を取った付き合いからはじめてみましょう。
草食系で物腰の柔らかい男性や落ち着いた大人の男性が馴染みやすいかもしれません。男性の話し方や動作などに慣れれば、だいぶ気持ちが楽になるはずです。
相手を知る努力をする
あなたの男嫌いの原因が過去の父親の態度や仕打ちだった場合、可能であれば向き合ってみましょう。相手の内面を知ることが克服の糸口になることもあります。
事情によっては、難しかったり心情的に絶対に無理!という人もいるでしょう。そのときはたとえば母親に相談したりカウンセリングを受けるという手もあります。
カウンセラーは適当に選ばず、経験豊富で多くの症例を持った人を厳選しましょう。
異性ではなく1人の人間として考える
性別の違いを強く意識しすぎてしまって男性と上手く付き合えない人は、相手をひとりの人間として見る努力をしましょう。
考え方や価値観の違いについては男女間だけでなく同性間でも生じることです。男だから、女だからといったこだわりをなくすとどんな相手とも柔軟に付き合えるようになります。
見た目などの男らしさに嫌悪感を感じるなら、中性的な印象の男性から少しずつ免疫をつけていくのも手です。
準備期間と考える
過去のトラウマが男嫌いの原因の場合は、完治までには長期間みる必要があるでしょう。傷ついた心をしっかり癒やすためにはそれなりの時間が必要なのです。
趣味を持ったりオシャレをしたり…いつかまた男性を好きになるために自分磨きをするときと考えると良いでしょう。焦らず男性を信頼する気持ちを少しずつ取り戻していきましょう。
また、信頼できるカウンセラーに相談するのも一つの手です。
さいごに
今回は男嫌いになった原因&治し方をご紹介しました。いかがだったでしょうか。
男嫌いは必ず克服できるもの。「なんとかしたい!」と思った時点ですでに治すことに前向きだからです。
必要に応じて専門家のアドバイスを受けつつ、自分のペースでゆっくりと治していきましょう。