結婚相手の家柄が悪い!諦める?起こりうるトラブルとは
好きになった人の家柄を気にしない女性は多いですが、結婚はそれぞれの家に繋がりができ、親戚になることを意味します。
もし相手の家柄が悪かったら、どうなるのでしょうか?
今回は、結婚相手の家柄が悪いと起こり得るトラブルを紹介します。
結婚相手の家柄は気にするべき?
そもそも家柄とは?
家柄とは、先祖から受け継いでいる家の格式のことをいいます。
また、その家の社会的評価も伴っていて、家柄のよい家はそれだけ社会的評価も高い家系であるといえるでしょう。
主に、先祖が華族や士族だとよい家柄と言われています。
ほかにも、先祖代々受け継いでいる土地や財産を所有していたり、代々医師の家系である家は地元の名士と言われ家柄がよいとされています。
家柄を気にする人の割合
結婚相手の家柄を気にする女性は、どれくらいいるのでしょうか?
全国の男女1,365名を対象にアンケートを取ったところ、男性は17.3%、女性では27.3%の人が相手の家柄を気にすると回答しています。
この結果から、男性よりも女性のほうが家柄を気にすることが分かりました。
女子大学生を対象に調査した結果では、相手の家柄を気にすると回答した女性は50.2%、気にしないと回答したのは49.8%で、家柄を気にする女性のほうが多いという結果が出ています。
家柄が悪いとはどういうこと?
家柄と家庭環境は違う
よく混同されがちなのが、家柄と家庭環境です。
たとえば、家が借家で親がサラリーマン、最終学歴が高卒の人を家柄が悪いと表現されることがありますがこれは間違いです。
これらは家柄ではなく正しくは家庭環境であり、家の血筋とは関係ありません。
逆を言えば、家は特別裕福ではなく親はサラリーマンという家庭でも、華族の血筋の人がたくさんいます。
家柄が悪いとは?
家柄とはその家の地位や格式を表しているので、悪いというより低いと言ったほうがしっくりくるでしょう。
たとえば、華族の血筋の人から見れば代々農業を営んでいる家系は家柄が低いことになります。
では、家柄が悪いとはどういうこことなのでしょうか?
これは家の地位や格式が悪いと言っているのではなく、家柄が違うから受け入れられない・認められないということになるでしょう。
結婚相手の家柄が悪い!結婚は諦める?
家柄の違いは生活の違い
結婚相手の家柄が悪いと、親から結婚を反対されることがあります。
好きな人との結婚を諦めるか、反対を押し切って結婚するかで悩むでしょう。
しかし、家柄の違いは日常生活でもさまざまな違いを引き起こします。
家柄のよい家庭は生活水準が高く、習い事にもお金を掛けているので高い教養が身についている人が多いでしょう。
家柄の悪い人を結婚相手に選んだ場合は、生活水準や子供の教育などで話が合わず苦労することが考えられます。
親が家柄を理由に結婚を反対するのは、こうした摩擦が起こることを予想して「早い段階で諦めてほしい」と思うからかもしれません。
反対を押し切って結婚したものの…
家柄の悪い結婚相手だと、必ず苦労するというわけではありません。
なかには、夫婦円満で幸せに暮らしている家もあるでしょう。
しかし、家柄の悪い結婚相手だと日常生活で意見が合わず喧嘩を繰り返す可能性はあります。
義理両親に間に入ってもらおうと思っても価値観が合わず、孤立無援になって離婚に至る場合があるようです。
家柄を気にせずに結婚するなら、価値観が似ている相手でないと関係を維持するのは難しいのかもしれません。
結婚相手の家柄が悪い!起こりうるトラブル
価値観の違い
価値観は実体験や書物、社会生活などのほかに育った環境からも影響を受けます。
家柄が違うと価値観にも違いが出てきて、ちょっとしたことで意見が衝突する可能性があります。
たとえば、食事の内容や買い物に対する考え方や、生活習慣などの違いが考えられるでしょう。
違いを受け入れお互いが納得できる妥協点が見つかれば問題はありませんが、違いを受け入れられなければ喧嘩が増えてしまいます。
生活レベルの違い
家柄の違いは、生活レベルの違いに繋がることがあります。
たとえば、週に1度は外食を楽しむ家庭で育った人が、毎日自宅でご飯を作り外食は1か月にあるかないかの家庭で育った人と結婚すると、生活レベルの違いを実感するかもしれません。
お金に対する考え方の違い
金銭感覚の違いは、結婚相手の家柄が悪い場合のトラブルとして考えられます。
何にお金を掛けるのかが夫婦間で違うと、大きなトラブルを招きます。
たとえば、長く使える上質なものにお金を払いたい人と、とにかく安物を手に入れたい人とではお金の価値観は全く違います。
結婚前に家柄も知っておこう!
結婚相手との愛情が大切ですが、家柄も重要です。
家柄の違いは価値観の違いに繋がり、生活レベルの違いになって日常生活の違いへと発展していきます。
結婚相手の家柄を知ることは決していやしいことではなく、結婚生活を円満に過ごすポイントだといえるかもしれません。