ピンとこないまま結婚したらどうなる？モヤモヤの解消法

自由に恋愛し相手を選んで結婚できる現代において、ピンとこないまま結婚することは、ちょっともったいないような気がしてしまいます。

納得できないまま結婚するということは、好きでもない人と意志に反してお見合い結婚させられるのと同じではないのでしょうか。

ところがそうではないようです。結婚にピンと来ない理由や、ピンとこない結婚のモヤモヤ解消法をご紹介します。

初めて会ったのに「あ、この人と結婚するんだ…」なんて思うことから始まる2人。芸能人のインタビューやドラマなどでよく見かけるシーンですが、憧れてしまいますよね。

いつの日かピンとくる人との運命の出会いを夢みて…気がつけば婚期を逃し、若干、焦り気味の皆様に朗報です。

ズバリ、ピンとくる人なんか居ないのが普通。

ピンとこない自分が悪い、結婚に向いていない人間かもしれない、などということはないのです。一目惚れしやすい人ならピンとくる確率は高いかもしれませんが、一目惚れなんかしたことないという場合、ピンとくる確率は限りなく低いといえるでしょう。

そもそもドラマはともかく、芸能人というのは何かを乗り移らせて素晴らしい演技をしたり、取り憑かれたように何かに集中するような人が多いので、思い込みも激しいのです。ピンときたとか言いながら、数ヶ月で電撃破局とかする人達ですから、一般人にとってはまったく参考にならないと思ったほうがいいでしょう。

結婚にピンとこないのは、自分自身が、具体的に結婚生活をイメージできていないからです。漠然と「何か良いもの」を求めても、イメージがなければ判断するための比較対象がないので「何か違う…」以外の感想は湧かないでしょう。

結婚相手にピンとこないのは、相手がどんな人かハッキリ解っていないからです。いい人そうだけど、突然期待を裏切ってくるかもしれない得体の知れない相手とは、結婚まで考えるのは難しいでしょう。

相手と会う前に、理想の夫像を具体的に考えておき、お風呂に入らないでベッドに寝ることがあるかなど具体的な質問をして、相手の考え方や価値観を把握しましょう。結婚を前提にするならば、一緒に生活する同居人ということで避けたい条件などもあるでしょう。あとから揉め事にならないように、結婚の話をするときに細かく聞いてしまうといいかもしれません。

ピンとこないからといって、悲惨な結婚生活を送るというわけではありません。むしろ最低限の理想の条件にマッチした相手と、安定した結婚生活を送れることは確かです。

相手はあなたとの結婚を決断するほどあなたを好きなわけですから、あとはあなたが相手を好きになればいいだけのこと。簡単です。まずは、いろんな人に「ごめんなさい」されてきた自分を、奇特にも好きになってくれたその相手に感謝しましょう。

人間は追いかけられる立場になると、舞い上がって自己評価を上げてしまいがちですが、冷静になって考えれば、ピンとこないその相手しかあなたを選んでくれる人は居ないかもしれません。

もしあなたが30歳なら、彼はあなたにとって30年に1人の逸材なのです。そう思うと、途端にピンとこない彼が光り輝いて見えてくるのではないでしょうか。彼を逃したら、また30年ぐらい待たなければいけないかもしれません。

結婚相手にピンとこないことでモヤモヤするのは、あなたが自分の判断力に自身が無く、近い将来もっといい人に出会う可能性があると思い込んでいるせいです。

ところが今まで出会ってこなかったのに、もっといい人なんか出会えるわけがありません。冷静に考えればわかるのに、焦りと自信の無さで間違った判断をくだしかけているのです。ですがどこかで冷静な自分がそれに気付いており、間違った判断をさせないように必死で阻止している。判断材料があいまいなのでスッキリした答えが出ることは無く、ずっとぐるぐる考えてしまっている。それがモヤモヤの正体です。

モヤモヤを解消するには、冷静に正しい決断をくだせるように、自分に判断材料を与えてあげることです。

理想の条件を箇条書きなどにして具体的にイメージし、無視しても別に死にはしない条件と絶対譲れない条件に分けましょう。それを元にして相手との結婚生活が送れるかどうか考え、送れると思ったら結婚です。

ピンとこなくても、幸せな結婚はできます。すぐ恋愛気分になれなくても、まともで信頼できる男性となら、一緒に暮らすうちにお互いが思いあい、素敵な結婚生活が送れるかもしれません。

また、完璧に理想の結婚をしたつもりでも幸せが長く続かず、お互いの許せない部分ばかりが次々と目立つ結果になることもあるのです。

結婚は人生の一大事ですので、よく考えて決断するようにしましょう。