家庭内別居のやり方の前にまずはこれ!検討事項8つ
夫婦関係が破たん寸前だったり、何らかの理由で離婚をしていない夫婦や、別居をすることもなく同居を続けている状態を家庭内別居といいます。
家庭内別居という言葉は聞いたことがあるけれど実際家庭内別居のやり方がわからない方や、どういう生活を送っているの?と疑問を持つ方も多いでしょう。
法律上家庭内別居の定義はないため、家庭内別居をするに当たって夫婦同士でそれぞれのルールを決めているケースが多いのです。ここでは家庭内別居を始めようと思っている方へ後悔しないための心構えをご紹介します。
この記事の目次
無視したいほど夫が嫌い!いますぐにでも.家庭内別居したい
相手に愛情がなくなり顔を見るのも嫌!というような、法律上でいう「婚姻関係が破たんしている」と判断される家庭内別居や、夫婦としては冷めきっているものの会話は今まで通りする家庭内別居など、やり方はそれぞれです。
子供は大丈夫?家庭内別居を始める前に考えることがある
家庭内別居のやり方で最も気を遣わなければいけないのが子供のことではないでしょうか。理由はそれぞれあるにせよ、家庭内別居をすることで子供を巻き込んでしまうことには変わりません。子供への影響についてもやり方次第という意見やさまざまな考え方があるようです。
【否定派】子供の精神衛生上良くない!
「子供は親の顔色や不穏な空気には敏感だからにストレスを抱え込みそう」「家族みんなで食卓を囲むことができないので悲しい思いをさせてしまう」など、将来家庭を持ったときに家庭内別居していたことが子供に悪い影響を与えてしまいそうと不安を感じる人もいます。
【肯定派】夫婦喧嘩を見せなくてすむ
「家庭内別居をすると確かに家族の時間が減るが、毎日夫婦の喧嘩を見る方が辛いのでは?」「ストレスが減って子育てに集中できる」「表面上が穏やかであれば子供も安心すると思う」というように、険悪な夫婦の姿を見続ける方が子供は不安なのでは?という意見もあります。
家庭内別居のやり方の前にまずはこれ!検討事項8つ
① 世間体を考える
家庭内別居の利点は、家庭不和を周りに知られずに済むことでしょう。別居をすれば勤務先などに住所変更の報告をする必要がありますし、近所のママ友たちに知れ渡ってしまいます。世間体を守るか感情を優先するか考えましょう。
② 新たな出会い
家庭内別居中に好きな人ができてしまった場合、法律上では婚姻関係が続いている状態なので再婚はできません。そのため、離婚したいほど相手に嫌悪感を持っていてなおかつ新しい出会いを求めたいのであれば、家庭内別居より別居が効率的かもしれません。
③ 子供の気持ちを考える
子育ての点から見ると、父親と母親が同居している方が悪影響が少ないと言われているようですが、家庭内別居をすることで家庭内が不穏な空気になれば子供はストレスを溜めてしまいます。自分たちの場合はどちらが子供にとって負担が少ないか考える必要があります。
④ 収入源を見つけておく
不仲で家庭内別居中であっても法律上は婚姻状態にあるので、法律に基づいて「夫婦の収入の少ない方から収入の多い方へ婚姻費用分担請求(生活費の請求)ができる」ため生活費は旦那の収入をあてにできます。しかし、いつどうなるかわからないので収入源を見つけておいた方が安心です。
⑤ 家庭内別居の期間を決める
離婚を前提としている夫婦は、子供の成人や経済的余裕が出るまでなど家庭内別居の期間を決めているようです。一方で、家庭内別居をしてから家庭内別居の期間を定めないとだらだらと続いてしまうことです。
⑥ 距離感を考える
家庭内別居を行う前に2人の距離の取り方を検討しましょう。夫婦関係に不満があるため家庭内別居をするのですから、頼りたいときに頼ることができないなどお互いに不便なことが出てきます。それでも家庭内別居できるか検討してみた方がいいでしょう。
⑦ お互いの親に伝えるか
家庭内別居していることを親に伝えるかどうか悩む人は多いようです。中には、親が家に遊びにきたときにばれてしまい心配をかけてしまった人もいるようです。親に伝える必要がないと思っていても伝えておいた方がいい場合もあります。
⑧ 目的を明確化する
家庭内別居を始める前に目的を明確にしましょう。「家庭内別居をしてどうしたいのか」「離婚を考えているのか」「ただ距離を置きたいだけなのか」気持ちの整理をすると家庭内別居をしなくても問題が解決できそうと気づく人もいます。
じっくり考えたら読んで!家庭内別居の特徴と具体的なやり方
家庭内別居の特徴
大きく二つに分けると、離婚を前提とした家庭内別居と一時的に距離を置くだけの家庭内別居があります。離婚前提の場合はお金を溜める必要があります。一方で一時的なものであれば期間を設けて今後どうしたいか答えを出さなくてはいけません。そうなると家庭内別居のやり方も夫婦によって大きく変わってくるのです。
家庭内別居のやり方
家庭内別居のやり方としてまずはお互いが納得するルールを作りましょう。期間や生活費、家事に育児まで気づく限りの細かいところまで決めなければ、家庭内別居中によけいにストレスが溜まってしまいます。
あとで後悔しても遅い!家庭内別居のやり方を知る前に考えよう
突発的な判断で家庭内別居をしても解決には至りません。まずは夫婦関係を修復する努力をしましょう。無計画にやり方を考えずに家庭内別居をはじめてもなんの収穫もなく、無責任に逃げていると思われてしまいます。お互いが家庭内別居をしてよかったと思えるように家庭内別居中にしっかりと夫婦の問題を解決しましょう。