仮面夫婦をいつまで続けるつもり?老後の悪影響
夫婦関係が破綻したあとに、無理して離婚せず一緒にいるカップルは多いようです。
仕事や育児など打ち込めるものがあるうちは問題から目をそらせますが、子供達が家から離れていったあとが問題です。
ここでは、仮面夫婦になってしまったら将来どうなる可能性があるのか解説し、老後にトラブルに見舞われないように今すべきことなどをご紹介します。
仮面夫婦をいつまでも続けると将来の行く末が悲惨!
仮面夫婦になってしまうカップルは多いようです。
仮面夫婦は外部からは円満夫婦にみえるので、友人や家族からの助けが期待できません。
自分達で助けを拒否してしまっているのです。
仮面夫婦のまま老後を迎えてしまうと、放置していたさまざまな問題が襲いかかってきます。
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そもそも仮面夫婦の定義って?あてはまる夫婦の特徴
会話がない
仮面夫婦は関係が冷めきっているので、必要最低限の会話しかしません。
しばらく事務的な会話だけで世間話をしていないカップルは、仮面夫婦になっているのかもしれません。
夫婦の基本は会話ですので、会話が減ったと思ったら意識的に話題の幅をひろげて夫婦の会話を増やしてみましょう。
スキンシップがない
仮面夫婦はスキンシップがありません。
お互いに離れ気味に暮らしていて、手が触れそうなときは気を遣って避けるようです。
純粋な嫌悪感から接触を避ける場合と、相手を怒らせないように意図的に接触をしないよう気をつける場合があるようです。
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お互いに興味がない
仮面夫婦はお互いに興味がなく、片方が出かけているときにもう片方は行き先を把握していないことがよくあります。
夫婦としての自覚が失われ、相手を気にかける責任感を放棄してしまうようです。
結婚はお互いが努力して一緒に生活することですので、仮面夫婦は夫婦というより他人同士のルームメイトのようになっているのかもしれません。
現状を打開する気力がない
仮面夫婦として長期間過ごしてしまうと、居心地のよさを感じ現状維持をのぞむカップルが多いようです。
また、元の性格が面倒くさがりで1人で過ごすのが好きなカップルは、仮面夫婦状態でもあまりストレスを感じないようです。
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周囲には協力して夫婦円満を装っている
仮面夫婦になるカップルは、世間体を気にして離婚に抵抗感が強いため、周囲にはいい関係であるようにみせがちです。
しかし、2人きりのときは他人以上に他人で、お互いを空気かなにかのように扱います。
お互いに不満を持っているのに、喧嘩を避けることを優先してなにも伝えあいません。
究極のことなかれ主義なのかもしれません。
仮面夫婦を続けると老後がやばい!老後の悪影響
孤独を楽しめないからこその仮面夫婦
仮面夫婦がつかず離婚せずの関係を継続する理由の1つに、「1人だと悲しいから」というものがあるようです。
仮面夫婦は「1人ぼっちよりは2人でいたほうがマシ」という価値観なので、老後に1人の時間が増えるとストレスを感じてしまうようです。
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老後は精神不安定になりやすい
更年期・老人性うつ・認知症など、さまざまな精神的負担がありますので、老後は不安定になりがちです。
仮面夫婦のストレスは、老後の問題の引き金になりやすいかもしれません。
子供が家を出た後はさらに危険!老後におよぼすデメリット
愛のある夫婦関係には戻れない
あなたも相手も歳をとっていますので、仮面夫婦を長年続けて老後に突入してしまうと、年齢的に愛情に対する欲求が失われている可能性があります。
いまさらなんだと思われて、夫婦の絆などが回復できないかもしれません。
体力や気力が弱った老後に頼れるパートナーがいないと、不安が大きくなってしまうでしょう。
訪問販売などで詐欺被害に遭いやすくなったり、さまざまなトラブルに巻き込まれやすくなってしまいますので気をつけましょう。
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老老介護がストレスになる
愛情のない老人を相手に、介護をするのは大変なことです。
家庭が冷えきっていると子供達は実家に寄り付かなくなり、結局2人きりでどうにかしなければいけません。
相手も感謝の言葉を口に出さないでしょうし、殺伐とした空気のなかで介護生活をしなければいけません。
老後になって仮面夫婦の疲れがどっとくるリスクもある
仮面夫婦は熟年離婚になる可能性大
ずっと仮面夫婦でいこうと思っていても、子供が家から出ていってしまうと環境の変化がストレスとなってこれまで通りの我慢ができず、熟年離婚に至ってしまうケースが多いようです。
意識が変わると、これまで気にならなかったことが突然許せなくなったり、年齢的な影響で短気になったりして、相手との平穏な関係が崩れるのかもしれません。
老後の問題を増やさないよう、今からでも夫婦関係の改善に立ち上がってみてください。
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