このまま離婚!?新婚生活なのに喧嘩ばかりする夫婦の離婚率
大好きな人と結婚できて幸せなはずなのに、喧嘩ばかりの新婚夫婦は少なくありません。
あまりの喧嘩の多さに、頭の中で離婚の二文字がチラつくことがあるでしょう。
そこで、今回は喧嘩が多い新婚夫婦の離婚率と対処法について解説します。
新婚生活なのに喧嘩ばかりする夫婦の離婚率とは
離婚率が最も高いのは新婚2年目
厚生労働省の「平成27年人口動態統計月報年計概況」にある同居期間別離婚件数の年次推移を見てみると、新婚生活5年未満で離婚する件数が多く、そのうち新婚生活2年目は離婚件数が最も高いという結果が出ています。
このことから、離婚率が高いのは結婚してから2年目の、新婚生活間もないカップルということが分かります。
交際期間が短ったカップルは要注意
交際期間が短いカップルは、相手のいいところだけをみて結婚している場合が多く、新婚生活を始めてみると考えが合わない場面や、「イヤだな」と感じる面を発見したときに幻滅してしまいます。
最初にいいところばかりを見ていたので、次第に悪いところへ目がいくようになり相手を受け入れられなくなります。
喧嘩の頻度と離婚率に関係はあるの?
新婚だと夫婦喧嘩はとても大切
夫婦喧嘩の数と離婚率は比例するように感じますが、新婚の場合はその逆なのだそうです。
新婚時代は夢見がちな部分が多くあり、理想と現実のギャップを体験する時期でもあります。
この時期にお互いが意見を言い合い、正直な自分の考えを伝えることで信頼関係を築くことができます。
実際にアメリカの心理学者が行った調査によると、結婚半年以内に喧嘩をした夫婦は夫婦喧嘩をしなかったカップルより離婚率が低かったという結果が出ています。
ほかの要因が複雑に絡まり離婚に至る
離婚率が上がる要因は、喧嘩だけではありません。
たとえば、子供がいると多少意見が合わないことがあっても「子供のためだ」と思ってやり過ごすことができます。
しかし、子供がいない家庭はストッパーがないため、離婚を選択しやすいといえるでしょう。
そのほかにも、収入の問題や相手の両親との関係などが要因となって離婚に至る可能性は十分に考えられます。
新婚生活なのに喧嘩が絶えない夫婦の共通点
お互いをよく知らずに結婚した
上記でも触れた通り、お互いをよく知らずにわずかな交際期間で結婚に至ると、新婚生活を始めたときに受け入れるのが困難な部分が目につき始め、喧嘩ばかりするようになります。
「こんな人だとは思わなかった…」という不満が蓄積していき、喧嘩の日々を送る可能性が高くなります。
授かり婚だった
授かり婚は、お互いをよく知らないまま結婚する要因になり得ます。
新婚生活を送りながら夫婦2人の関係を構築すると同時に、親としての自覚も培わねばならないため、恋人同士気分で一緒になると喧嘩ばかりの家庭になる恐れがあります。
この場合は、男性だと子供が生まれることで夫・父親としての役割を求められ、女性は妻・母親としての役割を求められます。
お互いが思い描いたような家庭を作れないとストレスを感じ、喧嘩ばかりする夫婦になってしまいます。
ただし、ある程度交際期間を経てからの授かり婚だと相手のよい部分も悪い部分も見てきているので、何かあっても「付き合っているときからそういう人だし…」と気持ちを切り替えることができます。
入籍したばかりなのになぜ?喧嘩の原因
性格の不一致
喧嘩の要因として真っ先に挙げられるのは、性格の不一致です。
とくに、入籍するまでに一緒に住んでいなかったカップルは新婚生活をして初めて知る一面があります。
日常生活に対する物事の考え方・捉え方・こだわりなどが合わないと、喧嘩ばかり繰り返してしまう可能性があるでしょう。
1人の時間を持ちづらい
結婚する前まで一人暮らしを謳歌していた人は、新婚生活であっても窮屈さを感じてしまい、ストレスから夫婦喧嘩ばかり繰り返すことがあります。
一人になれる空間がなかったり、家の中で一人になれる時間がなく、気を抜くことができずにイライラしてしまうようです。
生活習慣の違い
生活習慣の違いは、喧嘩ばかりの新婚生活になる要因だといえるでしょう。
たとえば、バスタオルを毎日洗うのが当たり前の人が、2日おきにしか洗わない人と一緒に暮らすと「そんなの無理!」とストレスを感じます。
最初は「そうなんだ…」で済んでいても、毎日が意見が食い違うと我慢しきれず意見が衝突してしまい、喧嘩に発展します。
新婚なのに喧嘩ばかり!効果的な対処方法
結婚したときは幸せな新婚生活を想像していたのに、実際には喧嘩ばかりの現実は辛いものです。
しかし、喧嘩ばかりだからといって不毛な関係に発展するかと言えば、そうとは限りません。
今まで違った環境で育ち暮らしていた者同士が一緒になるのですから、いろいろな違いがあって当然だといえます。
大切なのは、しっかり話し合うことです。
喧嘩で終わりにせず、よく話し合いお互いの意見を尊重して妥協点を見つける必要があるでしょう。
お互い好きになって結婚した者同士なので、きっと分かり合うことができるはずです。