大半が不安！女性が「結婚は人生の墓場」と考える理由

「結婚は人生の墓場」というのはよく聞く言葉です。一般的には男性が使いがちな言葉ですが、女性のほうはどう思っているのでしょうか？

自由がなくなるのは男性と同じですし、男性よりも家事や育児を担当しがちな女性のほうが、じつは「人生の墓場」感を抱えているようです。

ここでは「結婚は人生の墓場」と考える女性たちの意見や、実際のところ後悔しているのかどうかなどをご紹介します。

意外にも、結婚に関するアンケートで不安だと思っている女性は、男性の6割より多く、8割にものぼりました。

結婚すると、たいていは女性のほうが変化の負担を強いられます。名字が変わったり、妊娠や出産で仕事を辞めざるを得なくなったり、相手側の親と同居させられることもあり、結婚は人生の墓場と思ってしまう人も多いようです。

結婚したお嫁さんは、地域にもよりますが、男性側の地元でお披露目の行事をしたり、親戚付き合いを密にするよう期待されたりします。

最近は、共働きで女性も忙しい場合が多いので、昔ながらの何でも嫁に振ってくる親戚がいると、人生の墓場かもしれないと不安になるのは理解できます。

結婚したからには、長い付き合いになりますので、相手側の親戚とのトラブルは避けたいものです。とはいえ、ほとんど他人です。いきなり距離を詰めてこられてもストレスになりますし、はじめに無理して愛想よくした結果、そのまま気軽に用事を言いつけられる関係になってしまっても困りものですよね。

この点に関しては、旦那さんの協力も必要不可欠なので、結婚前によく話しあうべきかもしれません。

自由に使える時間が減ると、結婚は人生の墓場だと思う女性が多いようです。

結婚すると、自分の予定を立てようと思っていても、どうしても相手の都合に振り回されがちですし、相手のことばかり考えて、自分の時間を大切にしようという感覚が失われることもあるようです。

1人の時間は女性にも必要です。1人で誰にも気兼ねすることなく、ゆったりと過ごす時間は、結婚するとどうしても失われてしまいがち。子どもが生まれるとまったく無くなってしまいます。

この点を解決するには、旦那さんに協力してもらい、たまに時間を作って1人になるというのが重要です。

夫婦で家事を分担する予定でも、気がつけば女性のほうが家事を多めに担当してしまう、というケースもよくあることのようです。

専業主婦なら仕方ないことですが、フルタイムで仕事をしている場合は、無理せず気にせず、女子力アピールもせず、長期的観点を持って、旦那さんにある程度任せつつ、家事に取り組みましょう。

結婚は人生の墓場…と思っていたけれど、実際に結婚をしてみると、案外幸せという女性は多いようです。

結婚を決めるからには、相手の男性だって、あなたを愛し、あなたに苦労をかけたくないと思っているのです。しっかり話し合えば、たいていのことは2人で解決できるはずです。

嬉しいときや落ち込んだとき、一緒に過ごせる人がいれば、何気ない会話も幸せに思えるものです。

1人で考えが煮詰まってしまうこともなく、適度に助言をもらえるのは、日常を暮らすうえで非常に重要です。

結婚すれば、世間一般的にまともな人生を歩んでいる証しになり、両親を安心させることができます。

実際に結婚したからといって何が保証されるわけでもありません。もしかしたら旦那さんが大問題を抱えてしまい、連鎖的に被害を被る可能性もあります。しかし、一般的には「結婚すればひと安心」という風潮があるのも確かです。とくに両親世代には、結婚を重要視する人が多いため、結婚することは親孝行にもなるでしょう。

とくに結婚について強い思いがなくても、周囲が結婚していると、自分も結婚しなければいけないという焦燥感に苛まれることもあります。

結婚すれば、そういった焦りもなくなり、ストレスの種が1つ減ることにもなり、快適な生活の一助となるかもしれません。

自分の夢や希望があり、他人についていくのが苦手という女性は、結婚が苦痛に感じるかもしれません。

仕事に関することが、今だに男性的な考え方から抜け出せていないように、結婚や家庭に関することは、どうしても女性主体の問題になっていますので、意図せず自分の夢や希望を諦めさせられる女性は、結婚を人生の墓場だと思ってしまうかもしれません。

結婚は人生の何？というアンケートで、もっとも多かった答えが「スタート地点」だったそうです。

結婚は人生を変えてしまいますが、変わったその時点からまた人生は続きます。前向きにスタート地点だと考えると、強くてニューゲームができる結婚は、独身時代の失敗を取り戻せるいい機会なのかもしれません。