中国で縁起が良い花、意味や由来は?
中国にはさまざまな縁起物がありますが、中国で縁起が良いとされている花や植物をご存知ですか?
今回は中国で縁起が良いとされている花や植物の意味や由来などをご紹介していきます。
中国の縁起物
日本にもさまざまな縁起物が存在しますが、縁起をかつぐという風習は、もともと中国から伝わったもので、中国では人々の生活と深く結びつく縁起物が数多く存在します。
赤色は演技の良い色
紅(赤)には喜ばしい、吉という意味があり、お祝い事のときには中国では紅い服を着るそうです。
豚は縁起物
豚にもお祝いという意味があり、ほかにも可愛い、愛らしいや、バカ、怠け者などいろいろな意味があるそうです。
他の縁起が良いとされているもの
数字にも縁起の良し悪しがあります。めでたいことは偶数、おくやみごとは奇数となっています。8は中国で金持ちになるという意味の発と発音が同じということで、金持ちになる・商売が繁盛するとして喜ばれる数字です。
他にも日本とはかなり異なるものもあり、縁起物を調べると中国と日本の文化の違いを感じられるかもしれませんね!
中国で縁起物とされている花
中国では縁起物とされている花をプレゼントすることが流行しているそうですが、中国で花を贈るときに注意することがあります。
注意することとは贈る花の意味です。中国では日本と花言葉が異なるものがあるため、花をプレゼントするときに注意が必要です。
以下では中国で縁起物とされている花についてご紹介していきます。
①:牡丹の花
中国の国花である牡丹の花。中国で、ほかの花とは違う牡丹の豪華な花の様子が好まれ、花王・花神・富貴草などの別称もあります。
栄華富貴の象徴とされたり、家庭の幸福と繁栄を祈る花としても贈られることがあるそうです。"座れば牡丹"という言葉があるように、美人の象徴としてもおなじみです。
②:蓮の花
蓮の花は泥水から花が咲きます。その泥に染まらず大きな花を咲かせる様子から、清らかで品性が高いということを表す意味があります。
中国では古来、蓮は"俗人に染まらない君子の花"とされており、清らかな花のイメージが強いそうです。何にも動じない冷静沈着な君子を表すことから、沈着という花言葉があるそうです。中国では、根の絡みあった蓮の花は新婚夫婦に贈られる花として有名です。
③バラの花
バラの花は色によってその花言葉の意味は異なりますが、日本では赤いバラは"あなたを愛します"、"熱烈な恋"といったような花言葉があり、白いバラは"無邪気"、"私はあなたにふさわしい"といった意味があります。
しかし中国では、バラの花言葉が少し違うようです。赤いバラは"真実の愛"、白いバラは"純粋"、”無邪気”、黄は”祝福”、”嫉妬”、紫は”ロマンチック”、”ユニーク"、橙は"友情"、"美しき青春の思い出"、青は"実直で善良"という意味があります。
中国では一般的に恋人に贈る花として有名で、コウシンバラは永遠の熱い愛情を祈るという意味が込められているそうです。
④桃の花
桃の花は中国が原産で、日本にはかなり古い時代に渡来してきたようです。日本では桃の花はひな祭りでよく見かけますよね。
中国では、桃は不老長寿を与え、悪いものを払う神聖な力があると信じられていて、先輩やお年寄りの方にプレゼントすると長寿幸福を祈るという意味で喜ばれるそうです。
桃のほかに、オオモト、長春花も同じような意味があるそうです。
⑤菊の花
古来から、中国では菊の花は気高い花として愛されています。多くの文人たちが秋に満開になる菊の花を眺めながら酒を飲んで菊を題材にした詩文を読んだそうです。
日本などでは、葬儀に使用される花でもありますが、中国では菊の花は、友人に贈る花として好まれているようです。
さいごに
いかがでしたか?
今回は中国で縁起物とされている花の意味や由来などについてご紹介してきました。花言葉が日本とは違うものがあり、花について知ることでそれぞれの文化の違いを感じられそうですよね。
大切な人に花を贈るときは、縁起物の意味などに注意してプレゼントし、贈った相手に喜んでもらえるといいですね!