乳がん検診に行きましょう!12人に1人?!「乳がん」の原因と検診内容

ラブリサーチ編集部

「乳がん検診」ってよく聞くけれど、どんなことをするのかわからない、という人はいませんか。「30歳を超えたら乳がん検診に行きなさい」と言われるけれど、実際行った方がいいのかわからない、とか、そもそも乳がんってどんな病気なんだろう、という疑問を持たれる方も多いかと思います。


女性に質問です。乳がん・婦人検診を受けたことはありますか?

回答時期 : 2008.08.14〜2008.08.20
総回答数 : 300名

定期的に受診している。(56名)
定期的ではないが、受診したことがある。(111名)
1度も受診したことはない。(130名)
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『乳がん・婦人科検診を受けたことがありますか』というラブリサーチのアンケートによると、定期的に受診しているという人は少数派の18.6%のみで、「一度は受診したことがある」「一度も受診したことがない」という人が多数派という結果になりました。定期的に受診している人は、生理不順に悩んでいたり、家族や近い親戚に乳がんを患った人がいたりなど、身近に婦人科疾患のリスクを感じている人が多いという結果になりました。

この記事はこんな人におすすめです

  • 「乳がんについてもっと知りたい人」
  • 「乳がん検診を今から受けようと思っている人」
  • 「特に30代以上の女性」

乳がんってどんな病気?

成人女性の乳房は、乳頭(乳首)から、乳腺が放射状に並んでいます。それぞれの乳腺はいくつかの小葉に分かれていて、小葉は乳管という管で繋がっています。乳がんは、名前の通り乳房にできるがんのことなのですが、ほとんどはこの乳管にできます。30歳代から罹患率は増加し始めて、50歳をピークにあとは徐々に減少して行きます。

乳がんは女性のがんの中でも増加傾向にあることは有名で、12~14人に一人は乳がんを発症すると言われています。年間6万人以上が現在乳がんと診断されていると言われており、そのうち1万3,000人程度が乳がんで死亡しています。発症した人の30%程度が死亡するがんなので、乳がんの早期発見や予防の重要性が今問われる時代になりました。

乳がんの早期発見と予防が重要。身近な病気であることを忘れずに対策を取りましょう。

乳がんの原因

乳がんには、遺伝的要因が大きく関わっています。母親や祖母で乳がんにかかった人がいれば、自分も乳がんになるリスクは上がります。近親者に乳がんの人がいなくても、女性ホルモンであるエストロゲンが乳がんの発生増殖に大きく関わっているため、初経年齢が極端に早かったり、閉経年齢が遅いこと、授乳歴がないことなども乳がんの発症率の増加に関わっているとされています。
また、飲酒習慣があることと運動習慣がないこと、不規則な食生活なども、他のがんと同様、発症リスクをあげるとされています。肥満も乳がん発症のリスクをあげる要因であると言われています。

エストロゲンに晒されている期間が一般的であれば、あとは生活習慣が大きく乳がんの発症には関わってきます。食生活の欧米化は、乳がんをはじめとしたあらゆるがんの発症に関わっているとはよく言われますが、なかなか規則正しい生活を送ることが困難になっている昨今では、定期的な検診などで、もし発症していても早期発見することが大切なのがわかりますね。

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乳がん検診の内容

では、乳がん検診では、具体的にどんなことをするのでしょうか。医療機関や施設によって多少項目が違うものもありますが、ここでは一般的な乳がん検診の内容についてお話しして行こうと思います。

問診聴診

家族歴や嗜好など、乳がんの発症リスクに関わる生活要因の有無を調べます。近親者に乳がんの人がいれば、乳がんのリスクが高まると判断されます。喫煙飲酒をしている人も、同様にリスクが高まります。また、過去に乳がんやその他の疾患に罹患したことがあるかどうかも、とても重要です。問診では、必ず正確に答えるようにしましょう。聴診では、乳がんだけではなくその他の疾患の有無についても調べることができます。

超音波(エコー)

乳房に超音波を当てて診察します。ゼリーを塗った乳房に直接器具を接触させて、超音波の反射の具合によって、乳腺内に腫瘤があるかどうか、もしあるならどんな形をしているのか、を映像で診断する検査です。良性と悪性では、全体的な形や境界線などが違うため、乳がんを発見することができます。特に放射線被ばくなどもなければ痛みも伴わない、簡易な検査と言えるでしょう。10~15分程度で終わり、年齢問わず受けることができます。

マンモグラフィー検診

 マンモグラフィー検診とは、乳がんの早期発見に有用とされる、乳房X線撮影のことです。乳房を専用の板で圧迫した状態でX線を照射するというものです。短時間で終わりますが、乳房を挟む時に痛みがあることから敬遠されがちです。良性と悪性の腫瘍の鑑別にとても有効です。乳房には、血管や神経などが集まっているので、圧迫することで、より細かな石灰化や腫瘍を発見しやすくしていることが特徴です。

マンモグラフィーとエコーの検査のどちらがいいのか?

検診に行くと、マンモグラフィーを受けるべきか、エコーだけでいいのか迷ってしまう、という人がいます。どちらか片方のみしか実施していない医療機関もありますし、意見は賛否両論です。ここでは、両方のメリットデメリットについてお話しして行こうと思います。

マンモグラフィーのメリットとデメリット

現在では、マンモグラフィー検査の方が乳がんの早期発見に貢献していると言われています。メリットは、がんの疑いがある微細な石灰化も容易に検出するため、早期発見には適していると言えるからです。ただ、デメリットとしては、10~30代の若年層では、乳腺が発達しているため、乳腺が白く写り込んでしまって、X線で白く映る石灰化と判別が難しくなるということがあります。また、放射線被曝が微量ながらあるので、妊娠中は受けることができません。

エコーのメリットとデメリット

エコーのメリットはその手軽さです。放射線被曝もなく、妊娠中でも受けることができますし、痛みもなく、検査時間も短くてすみます。エコーでは、ごく細い繊維性組織を描出でき、もしがんがあればその部分が黒く浮かび上がって見えます。乳腺が発達している若年者でも受けることができることもメリットでしょう。ただ、乳腺の石灰化を描出するのは不得意なので、もし石灰化があっても発見が遅れてしまう場合もあります。

まとめ

女性であれば罹患する可能性のあるがんとして覚えておきたいのが乳がんです。乳がん検診は若年者でも受けることができるので、自分の年齢にあった検査を是非受けるようにしてみてください。乳がん検診で早期発見することで、死亡率は大きく減らせます。もちろん、日頃の食生活や生活習慣などの見直しは、乳がんだけではなく様々な疾患を予防するためにも続けてくださいね。

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記事提供:ラブリサーチ